ドタバタしていてめちゃくちゃお久しぶりになりました。チスイです。
大分前のことなのですが、5月14日の日曜日は母の日でしたね。
その日僕はある失敗を2つしました。知り合いのお寺の住職継職の法要があったりして忙しかったので、母の日を忘れていたんです。
で、母の日を、母の日に、当の母から知らされたんです。
母は僕に向かって「おばあちゃんのプレゼント買ってくるからね!今日母の日だから!」と言い放ち、家を出ようとします。
僕はシマッタという顔をして、咄嗟に出た言葉が「母の日おめでとう!」でした。
すると母親は腑に落ちない顔をして「あ、ありがとう」と言って祖母のプレゼントを買いに行きました。
夜、京都に下宿する妹から母に電話があったそうです。妹は僕とは違い、きちんと母の日を覚えていました。
そしてこう言ったそうです。
「おかあさん、母の日おめでとう!」と。
そして母は「ありがとう」とやっぱり答えたんです。
母が僕の所へやってきて言いました。
「どうして、うちの子は母の日おめでとうっていうんじゃろう?母の日はおめでとうじゃなくて、ありがとうでしょう。」
その時僕は二つ目の失敗に気付いたのです。
確かにその通りです。母の日とは日ごろ色々お世話になって心配かけている母親に対して感謝する日なのです。「おめでとう!」じゃなくて「ありがとう!」なんだ。
うちでは僕や妹がおめでとうおめでとう言うものだから、逆に母親がありがとうって言っていましたよ。
そう思うと、4月8日おしゃかさまがお生まれになったのも、「おめでとう」とお祝いするのも良いことだけれど、同時に「おしゃかさま、生まれてくださってありがとう」と言うことが、僕たちの側からは大切なのだろう。
「おしゃかさま、僕たちのために、真実のよりどころとなる尊い仏教を説こうと、お生まれになって下さってありがとうございます」と感謝する日。それがメリシャカなのです。
実は今日まで5日間、広島の島でご法話をさせてもらってきました。浄土真宗の宗祖親鸞聖人の誕生日「降誕会(ごうたんえ)」という法要がお勤めになられたからでした。
広島はお念仏が盛んな地です。
その島は過疎ですが、お寺やお説教所にはたくさんの御参りでした。
お参りになられたおじいさんおばあさん、お父さんお母さん、そして子どもたちが皆一緒に「しんらんさま有難う」と報恩感謝のお念仏される姿は大変尊く、胸がじーんと震えたことです。
お誕生日もやっぱり感謝の日なのかもしれないですね。また、こうして感謝できる日っていうのはなんだかすごく素敵な日だと思いませんか?
