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笑顔の味

1番幼い頃の思い出の中で、大好きだったメニューがあります。
「手羽先の塩焼き」
「餃子」

これが、何より好きだった。

手羽先の持って食べる部分に、“こども新聞”(広告だと思う)を巻きつけるのが、私と弟の仕事でした。
そして、餃子を包むのも子どもの仕事。
オーソドックスな形だけじゃなく、両端を折りたたんで「かばん」にしたりね~。
おおむね、上手にひだをつけられない子どもたちの作品は、水餃子用でしたが。

このメニューは、たいがい日曜日の献立でした。
なので、父も母も家にいて、早い時間から、みんなで巻き巻きするわけです。
味が好きとか言うよりは、たぶん、いただきますに至るまでの過程が楽しかったんだと思います。
それと、自分が関わって作った、という達成感ね。

父が準備の時間に居間にいて。母もゆったりご飯を作っていて。
けんかばっかりしていた弟とも、仲良く作業ができた。
笑顔のたくさんある、時間だった。

だから、このメニューが本当に、好きだったんだな。


長じるごとに、酒飲みの血を確実に引いていることが次々と発覚していくわけで、

2・3歳時、何が食べたいかと聞かれ「やきにくー」
5・6歳時 スーパーでおねだりするのは、「いとよりの塩焼き・春菊の白和え」
初めて作った料理 「焼き茄子としめじのお吸い物」
10歳時  父が焼いていた、いかの丸焼きを見て、「ポン酢と七味よね」
11歳?夏休みの自由研究 「鶏のさばき方」

という・・・おおよそ子どもではないような子どもになっていくわけですが。

今も、「父の作ったおでん」と「母の茶碗蒸し」に勝るものはない、と思っているけれども、
笑顔がいちばんつまった「手羽先の塩焼き」と「餃子」は、私にとって特別なおいしい思い出かな、と思います。

コメント (2)

るる:

らめ子さん、コメントありがとうございます^^
私も、軟骨大好きで、そんじょそこらのヒトには負けないくらいキレイに食べます。笑。

夏休みのある日、突然鶏をいただいたんです、丸ごと。
で、父の鶴の一声。「おい、今からこれをお前がさばけ。写真とってやるからこれ自由研究にしろ」
一晩で完成!!素晴らしい研究テーマ!!

小さいときに、手をタレまみれにしながら手羽先を食べた記憶があります。貧乏人の如く、軟骨部分までかじってたアタシです。
・・・っていうか、夏休みの自由研究のテーマが衝撃的でステキです。

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