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肝の座ったレンアイ

こんにちは~るるです!
久しぶりに恋愛論を書いてみました。

今回は、「肝に据えたいこと」がテーマです。
既婚者目線になってますが、そこはひとつそれぞれの立場で読み替えてくださいね~
(どうも、今更恋を語るのはイケナイ気がして・・・苦笑)


私の母は、父が出かけるとき、玄関先まで見送っています。
多分、今でもそうしていると思います。
帰ってきたときも、車の音がすると玄関まで出迎えています。

当たり前、と思われるか。さすが九州女、と思われるか。

私にとっては当たり前のことでした。
というより、その意味を考えたこともありませんでした。


でも、私が結婚して、母の行為がけっこう大変だってことに気がつきました。

夫が先に出勤する時、そして私が台所に居て彼が帰ってきた時。
自分がやっていることの手を止めて玄関まで行かなければならないのです。
自分の化粧の最中だろうが、洗い物の最中だろうが。
出勤の時間を見計らうと、トイレにも行けない。
ケンカのあとなら、顔も見たくないってこともあるわけです。

こりゃけっこう大変だと思いました。
行ってらっしゃいを言うくらいなら、狭い家ですからできます。
おかえり、も一言言うだけですから簡単です。

もういいや、声をかけるだけで。
だんだんそうなっていった頃、の話です。


友人と話していたとき、その人が自分の彼女のことをこういったんです。
「自分は、彼女のことを考えると、明日自分が死んでしまって逢えなくなるんじゃないかとか、
彼女に何かあって逢えなくなるんじゃないかと考えて、いてもたってもいられなくなる。
そう思ったら、どんなことでもしてあげようと思うし、ケンカなんかしている暇はない。
だって、このいのちは不確かで、保障なんてどこにもないんだから」

「ラブラブな証拠・・・ごちそうさま」とからかうことも出来ました。
だけど、彼が本当に真剣にそういうから、・・・確かに!と納得したのです。

行ってらっしゃい、と言って送り出した日、彼が帰ってこなかったら?
私が帰れなかったら?
きっと、最後の会話は何だっただろうか、と思い出すでしょう。
その時、笑顔で行ってらっしゃい、行ってきますと言ってたなと思えたなら、
最後の会話は声だけだったとか、何だったか覚えていないとか、
大ケンカしたあとで、罵声をあびせたあとだった・・・とか、
そういう種類の“後悔”はしないんじゃないかな、と思うわけです。


人の気持ちは変わるもの。
どんなに好きで愛していると思っていても、いずれその気持ちは変わります。
なくなるのか、深くなるのか、質が変わるのか、そのへんはイロイロですがね。

でも、「いつかこのひととの別れが来る」ということは、変わりのない真実です。
でも、恋愛中はなかなかそういうことは思えません。
付き合っている人に「いずれ別れは来るものだ」と言ってしまって機嫌を損ねたこと、実はあります。苦笑。
恋は盲目、とは相手の欠点が見えなくなってしまう、と言うことだけじゃなくて、
こういう類の真実が見えなくなることなんだろうなと思うのです。


けど、その真実を肝に据えているとね、不毛なケンカなんかしなくなりますよ、きっと。
大事なことは何か、という気持ちになります。
瑣末なことで腹を立てているのが、もったいないって思います。
行ってらっしゃい、と笑顔で言えることがどれほど幸せでありがたいことか、と感謝したくもなります。

なので、私もどんなに手がふさがっていてもトイレに行きたくても、
玄関先まで行って、行ってらっしゃいと言うようになりました。
お帰り、は最近私のほうが帰りが遅いので、なかなかできませんが・・・

私の父と母が、どんな風に思ってそういう習慣を続けているのかは聞いたことありません。
そして、夫も私の真意は知らないかも。笑。


想像してみることは、少し大事なことかもしれません。


今、大切に思っている人が明日いなくなるかもしれない。
そして、自分自身が明日いなくなるかもしれない。

では、今日、今、やらなければならないことは何か。
今日とも明日ともしれないいのちということを目の当たりにした私たちが、
考えなければならない問題は何なのか。
今日たった今のいのちをどう生きるのか。

仏教の考え方は「諸行無常」(=変わらないものはない)です。
それを諦観(=あきらかに見る)することによって、大事なことが見えてくるのではないかな、と思うわけです。

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2006.4.26-
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