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寺子屋トーク 潜入レポ。

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あっ潜入といってもちゃんと表から入りましたので。

日本で初めて看取りに取り組むNPO「なごみの里」代表の柴田久美子さんの講演と、地域ケアにかかわる今井信行医師と應典院の秋田光彦住職を交えて三人でのパネルディスカッションが行われました。

「なごみの里」は島根県隠岐諸島の人口700人ほどの知夫理島(ちぶりじま)にあって、病院も食堂もない小さな島です。
柴田さんの自宅を開放して幸せな最期を看取るという活動をしているNPOで、病院でなく高齢者の自宅でもない中間的な場所で、高齢者が望む死を守る社会を作りたい、
人生の99%が不幸でも1%が幸せなら、その1%の幸せをみんなの手でかなえたい、そして看取りのときも幸せだと思えるような人生にしてさしあげたい、
という柴田さんの力強い取り組みを優しくにっこりした表情によって話されて、大いなるものに包み込まれるような感覚にさえなりました。

実際に入所されていた100歳のおばあちゃんの話を交えて高齢者の方と真正面から向き合う柴田さんの話は壮絶そのものでした。
でもそれをつらいとも言われず、むしろ看取るというのは美しい景色で、そしておばあちゃんになり代わって感謝の心が移ってきました、という言葉には強さと優しさが同居していました。

「何の専門的なことも持ち合わせていないただのおばさんです」と言い切った小柄な柴田さん。
高齢者の方のことを「高齢者様」と言われるのがとても印象的でした。

「死」は怖いものでも何でもなく、みんなに等しく訪れるものです。
触れてはいけないものとしようとしている風潮がある現代で、それを正面から他人事ではなく、自分も確実に受け止めていかないといけない問題である。
生きているのが当たり前ではなく、生きる=死への歩み、という方が当たり前なのだろうと思いました。
その受け止めこそが、地域での看取りの必要性につながるのだな・・・と。


最期に・・・パネルディスカッションで三人の方が共通して言っておられたのが「場の力」でした。
死に最大限のエネルギーを注入していき、一人の命に焦点を当てていく。そこなんでしょうね。

この應典院ではこのようなトークイベントだけではなく、演劇やライブなど様々な活動をされているお寺で「学び・癒し・楽しみ」を基本理念として若者文化や地域コミュニティの中心地となっています。
写真は應典院がお寺との繋がりを持ってもらうのを目的に作った、生前に個人でお墓を持てる生前個人墓「自然」です。お寺は生きている人のためにあるですね!!


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2006.4.26-
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