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本願寺LIVE 2007 「他力本願で行こう!」

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ども、ケンユウです。
去る8月31日、東京築地本願寺で行なわれました、本願寺LIVE「他力本願へ行こう!」へ行ってまいりました。
今年で3回目となるこのイベント、私も初めてで、念願叶って、ようやく参加する事ができました。
しかも、なんとスタッフでお手伝いをお願いしたい、というありがたいお誘いも受けまして、会場の準備から、手伝い半分、見学半分な感じでイベントに関わらせていただきましたので、そのレポを、ちょっと書かせていただこうかな、と思います。

実は私、浄土真宗本願寺派の僧侶でありながら、築地本願寺に行きますのも、これが初めて。まずはインド風の、到底日本のお寺とは思えない建物に驚きます。
今回は、前回には無かった試みも行なわれ、会場となる本堂の外、境内地にて、フードコートが設けられ、fooduaryさんの美味しいカレーが、外で食べられるようになっておりました。
それに伴って、プロジェクターも用意され、外からもLIVEや、法話の様子が見れるようなスペースも準備され、
さらには、特設テントでは、春風亭一之輔さんによる落語、彼岸寺の人気コーナー「仏像ア・ラ・モード」でもお馴染みの「仏像ガール」こといっきゅーさんによる仏像トーク、そして本願寺派布教使の久掘智成さんのご法話が聞けるようになっており、音楽LIVE以外でも、老若男女、誰でもが楽しめる、大変充実した内容になっておりました。
特に、「仏像ガール」いっきゅーさんの仏像トークはかなりの人気で、
椅子席は満員、立ち見が出るほどの盛況振りでした。

お次はメイン会場となる、築地本願寺のご本堂。
本堂の中心、阿弥陀仏の前に、ステージが設けられ、本堂の真ん中は、絨毯がしかれ、床に座ってLIVEや法話を体験できるスペースとなっており、その両サイドには椅子があり、ゆったりと座って、LIVEを楽しめるようになっております。

そのステージ、17時の開場とともに、もうこのイベントではお馴染みとなりました、サワサキヨシヒロ!さんによるDJ。温泉大好きのサワサキさんだけあって、その音楽もまた、温泉を想起させる、ゆったりと心地良いもので、イベント開始前のドキドキワクワクを、じわじわと暖めてくれます。
そしていよいよ、イベントのスタート!
まず登場したのが、な、なんと、猫ひろし!
まさか仏様の前で猫ひろしを生で見れるとは思いませんでしたが、
あのテレビで見るパフォーマンスが、生で見ると、当社比1.5倍の楽しさで、
スタッフとして参加しているにも関わらず、声を出して笑っていました。
あれだけのネタを、ほぼインターバル無しで連発できるのは、笑いを通り越して、感心してしまいます。
でも、リハ前に、真剣な顔でネタ帖を見ていたのは、ここだけのヒミツ(笑)

お次は、
中央のステージではなく、本堂の入り口近くにあるパイプオルガン脇で、
nyangolaさんがLIVEを行ないます。
お客さんに近い場所でパイプオルガンを演奏するようで、しかも見たこと無いような、おもちゃのような楽器がたくさん並んでいて、個人的に楽しみにしておりました。
始まりは、パイプオルガンから。
パイプオルガンの荘厳で温かみのある音に、それを演奏する伊勢千晶さんの、ウィスパーボイスが優しく囁きます。
それにギターやドラムなどがのるのですが、
フワフワと浮遊感のある、なんとも心地良い音色。
自然と体がゆらゆらと揺れます。
パイプオルガンの他にトイピアノなどの楽器も使い、まるで即興のような不思議な音色が、本堂の中に優しく響きます。
まるで本堂が、どこか異空間へと繋がった、そんなような事を感じさせるLIVEでした。

nyangolaさんの演奏が終わると、
ここで、今回のご法話をしてくださる福間義朝先生の登場です!
今回は、ライブの合間に、3回の法話があったのですが、まず先生は、「阿弥陀仏」と言う仏様の、「阿弥陀」という言葉についてお話してくださいました。
「阿弥陀」とは、空間的・時間的無限を意味するインドの言葉。
それを、宇宙と私の命の関わりを交えつつ、その宇宙すら包み込む、大きなはたらきが「阿弥陀」という名の仏様のはたらきである事をお話くださいました。

その後法話の後登場するのは、metalmouseさん。
男性二人からなるこのユニット、キーボードと、パソコンと、なにやら見たことの無い機械を使って、テクノ~ハウスな、踊れる曲を紡ぎだします。
このお二人、なんと今年のFUJIROCKにも出演されたほどの実力派。
アッパーなリズムながらも、疾走感と優しいメロディーを併せ持つ、キラッキラした曲たちが、お寺の雰囲気と相まって、なんとも言えない高揚感。
もう、思わず踊りたくなるほど。
お客さんたちも、きっとウズウズしたに違いありません。
ホントは、立って踊ってもらっても良かったんでしょうけどね。

そんなテンションの上がるパフォーマンスが終わり、再び福間先生のご登場。
今度は「南無阿弥陀仏」ということについて。
お念仏は、呪文でもおまじないの言葉でもなく、仏様が私に向かって、呼びつづけてくれる、呼び声、名乗りであると言うお話を、親の姿のお話を通してお話くださいました。

2度目のお話の後は、朝日美穂さんの登場。
朝日さん自身が演奏するキーボードと、ギター、ベースの構成。
さきほどのmetalmouseさんとは対照的に、朝日さんの演奏は、リズムを削り、朝日さんの美しい声とエレピの柔らかな音が静かに、でも力強く響きます。
朝日さんの雰囲気も、かわいくて、見入ってしまいましたw
そして久しぶりに、メロディーと詩が一体となった、体と心に染み込む「歌」を聞いた気がします。
やはり、生で、目の前で、歌が聞けるというのはいいものだと、再確認しました。

そして、福間先生最後のご法話。
阿弥陀様という仏様が、いつも私のところにはたらきかけて下さる、私が仏様の側になにかをしたり、気を回したりするのではなく、どんな私であっても、いつでもどこでもはたらきかけてくださるのだ、その形となったのが、「南無阿弥陀仏」というものだと、先生ご自身の味わいや体験を踏まえつつ、お話くださいました。
3度に分けてのお話でしたけれど、皆さんしっかりと聞いてくださいましたし、自分自身も、仏教、そして浄土真宗の教えを、ああ、ありがたい教えだな、と再確認させていただきました。

そんな福間先生のお話の余韻の残る中、
いよいよ大トリ、エンケンこと、遠藤賢司さんの登場!
エンケンさん、なんとお客さんの後ろ側からアンプ?を背負って、ギターをかき鳴らしながら登場!
これには会場も大盛り上がり。
お客さんの中へと分け入ったりと、迫力満点。
そう言えば、朝日美穂さんが「野獣」という表現をしておられましたけれど、まさにその通り。
エンケンさんの歌も、力強く、熱く、想いのこもったメッセージが、
シャウトに乗ってビシビシと伝わってきます。
時に激しく、時に優しく静かに、まさにあのひと時は、エンケンワールド、でした。

そんな興奮醒めあらぬまま、最後は、築地別院のお坊さん達による、法要。
雅楽も用いられ、これぞお寺という厳かな雰囲気へと、一気に様変わり。
お勤めも、律曲の讃仏偈(さんぶつげ)という、メロディアスでテンポの良いお経で、大変ありがたかったです。
お客さんたちも、静かに、中には手を合わせながら、お経に聞き入っておられる方もおいでました。

前回前々回はどのようだったのかはわからないですけど、
今回は、ライブ一つ一つよりも、法話や法要、そして会場外でのトークや食事と、イベント全体を楽しめ、そしてお寺という場所で行なわれたイベントである意味を味わえる、実に素晴らしいイベントだったように思います。
来年もまた行くぞー!

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2006.4.26-
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