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バングラデシュ①

世界地図って頭の中に入ってます?パッと「この国はどこにある?」と聞かれて思いつかないことってありません??

ではバングラデシュはどうですか?

ちなみにバングラデシュの位置はこちら


先日、メリシャカメンバーのタツヤ氏も含め、10人でバングラデシュに行って来ました。
今回はチッタゴン丘陵地帯(CHT)についてです。

まず、バングラデシュの中でもどこ?・・・だと思うので位置から確認。
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カグラチョリ、ランガマティ、バンドルボンという三つの県からなる地域で、ミャンマー・インドに囲まれたとこを指します。


ではそこで何が起きているのか。


「少数民族のジュマの人たちが迫害を受けている。」


そのジュマの人々は、1971年にバングラデシュとしてパキスタンから独立した前後から特に政府との関係が悪化。

そして1979年以降、ジュマの人たちの地域にベンガル人の入植者たちが住み始め、さらに関係が悪化。

そんなこんなでもともと住んでいたジュマの人たちが迫害を受けている構図が続いてきた。

詳しくはNGOジュマ・ネットを参考に。

歴史的背景はめっちゃ複雑。僕自身も資料に目を通しましたけど、単純に○○VS△△みたいな図式だけでは語れない、ものっすごい複雑でした。
もともとこの地域ではベンガル人(人口の90%以上を占める。見た目はインド人的なかんじと言ったら分かりやすいかな。)とは異なるモンゴロイド系の民族(東南アジアや日本に近いかんじ。)の人々が多く住んでいて、しかもその方々の多くは仏教徒。
そのモンゴロイド系の人々は13の民族に分かれているが、共通点として焼畑農業を主に行っているので、現地の言葉で焼畑を指す「ジュマ」・・・総称として「ジュマの人々」という言い方をしていました。

で、その迫害は対人間だけではなく、対建物にも及ぶ。仏教寺院はその格好のターゲットである。

破壊された寺院は再建されることなく、しばらく放置されることになる。政府やNGOなどから破壊された民家には補助が出るが、寺院にはない。そのためだ。
そこで破壊された寺院を仏教NGOネットワークと東京ブディストクラブの援助により再建し、落慶法要(寺院が完成した時に行う法要)が行われた。
寺院破壊についての詳細は、襲撃やレイプなどの報告含め仏教NGOネットワーク(BNN)を参考に。

その法要に自分たちも僧侶として参加させていただいた。それが今回バングラデシュに行った一番の目的である。
現地につくと、500人は軽く越えるほどの方々がすでに待ち構えていた。入り口の門のだいぶ前から、道の両端にずらーっとならんで迎えてくれた。

これがその時に集まった現地の方々。奥のテントまで人がぎっしり。
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その時、日本からの僧侶が何人か落慶法要に際して、法話をしていたが僕もさせていただいた。
急に話せ!って言われたから、思いつき(と言ったら失礼かな・・・)でだいたいこんなことをお話させていただいた。

「本当の痛みを知っている人は、相手を同じように傷つけるのではなく、相手に優しくなれると思うのです。慈悲のココロとは相手に対して慈しみをもって接することでしょう。
ホトケ様の慈悲は、私たちでは想像もつかないほどの大きく偉大なるもので、到底私たちがそこにたどり着くのは難しい。でも、そのココロを少しでも学ばせていただきたいですね。」

それは、襲撃を直接見ていない自分が言うのもおこがましいとは思った。でも!それは平和を願う仏教徒としては一緒ではないかな。悲しみに寄り添う、そういう気持ちが大切なんだろうなーっと思ってさ。


よくよく考えてみたら、慈悲という原語は古代インドの言葉で、「友情」と「呻き」という意味を併せ持つ言葉である。呻くほどの悲しみを知ることは、苦しみを知ることであり、誰に対しても友愛の精神で接する。
ジュマの出来事は慈悲の真の意味を見つめなおすきっかけとなった。


次回はタツヤ氏がバングラデシュについて書いてくれる!・・・に違いない。お楽しみに。

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2006.4.26-
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