2007年07月04日

[予定] 平成画僧展~イラストボンズ参上~

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お寺に隣接して、ギャラリー&カフェを経営されている「お寺ハウス」より、僧侶のイラスト展「平成画僧展」が開催中です。以前こちらでも紹介させて頂いた、イラストレーターの中川学さんをはじめ、宗派入り乱れて僧侶アーティストが集合。中川さんは先日行われた築地本願寺での「節談説教布教大会」のポスターも担当されています。

最終日15日には、南米アンデス音楽デュオ「ロスアイレス」や女性僧侶のシンガーソングライター鈴木君代さんのライブ、中川学さんの絵が動くショートフィルムの上映、日蓮宗のボンズクラブ代表杉若恵亮さんと法然院の梶田真章さんのトークなど、盛りだくさんな内容です。

僧侶とアートがであうとき。
お寺ハウスと重ねて、要チェックイベントですよ!


■会 期
 2007年7月4日(水)~15日(日)11:00~18:00
 ※9日(月)と10日(火)は休廊です。
■会 場
 ギャラリーおてらハウス
■イベント『トーク&ライブin大善院本堂』
 ・7月15日(日)祇園祭宵宵山 PM17:00(開場)PM17:30(開演)
 ・大善院本堂(おてらハウスのあるお寺)
 ・ライブ(ロス・アイレス&鈴木君代)& トークライブ(参加画僧による)
 ・入場料/前売り2000円 当日2500円 1ドリンク付き
■お問い合わせ
 ギャラリーおてらハウス
 ・京都市下京区新開町397-9・075-351-5156

2007年06月22日

メリシャカ一周年記念パーティ 「宴(えん)」

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6月14日メリシャカ一周年記念パーティ 「宴(えん)」が開催されました!!

場所は京都文化博物館の横のcollabo

テラエンタメサイト『メリシャカ』始動一周年を記念して、いつも見てくださっている方々に感謝の意味を込めてのパーティでした。メリシャカメンバーが協力して企画運営したイベントとしては初めてのものでした。

最初はどれくらいお客さんが来てもらえるか正直不安だったのですが、蓋を開ければ45人と会場がいっぱいになり大盛況でした。
今回は特にお寺の関係者(?!)が多かったため、親戚、兄弟(笑)また知り合いが来ていたり、知らずに話していたらどこかで繋がっていたり、嬉しい出会いがたくさんありました。次に繋がる交流の場を提供できたと思うのです。今回のパーティのテーマ「縁」そのものを感じましたよ。
参加して下さった方の声に「なんとなく今までお寺で生まれたという環境的に孤独を感じることがあったけれど、同じ境遇でがんばっている人と話ができてよかった」というのがあり、イベントの成功を強く思いました。


内容も「映像で視るメリシャカ」「おまけびとライブ」「縁がテーマのフォトコンテスト」と盛りだくさんでした。
個人的におまけびとのライブの場を提供していただきありがたかったです。なんだか皆さんに盛り上げてもらって「ここが僕らのホームだ」みたいな幸せを感じながら歌っていました。


宴(うたげ)の終わりはいつも切ないものですね。祭りでドーンと打ち上げた花火の後はなんだかぽっかり空気が抜けたみたいになっちゃいますね。

日本人が好きなそれを「無常観」と呼ぶのでしょう。「つわものどもが夢のあと」祭りで歌い飲み、踊っても総てはいずれ終わってしまう。またそれぞれの日常に、そして一人に戻ってゆく。

しかし、仏教では「無常」はそれだけの意味で収まりません。
宴(うたげ)が「無常」であると知るということは、その「無常」である宴の瞬間が有難いことだということです。一夜明ければもとに戻るからこそ、無常であるこの一瞬一瞬を喜ぶことができるのですね。

パーティは今後も計画しています。今回ご参加頂いた方本当に有難うございました。今回こられなかった方も是非次回遊びに来てください。
また次回も宴のひと時を思いっきり楽しみましょう。

2007年04月17日

花の御寺

またまた近畿漫遊記をどうぞ。

先日、所用で京都へ行ったついでに、ちょっと…いや、思いっきり足を延ばして奈良県桜井市に行く。
特急・普通電車を乗り継いで1時間半、向かった先は、真言宗豊山派の総本山にして、西国観音霊場第八番の寺。

花の御寺 長谷寺

緑豊かな山の中腹に、満開の桜の木に囲まれた伽藍がある。
その光景は「花の御寺」という名に相応しく、参拝者の目を和ませ、心を潤すものだった。

私は平安時代の貴族文化が大好きで、小学生のころから『源氏物語』や『枕草子』、『更級日記』などを読むような渋い子供だった。
(ちなみに、今その反動がきたらしく、しょうもない本ばっかりを読むダメな大人になってしまった…)
それらの古典文学に共通して登場するのが、この長谷寺。
つまり、歴史は物凄く古いということになる。

寺伝によると、朱鳥元年(686年)、道明上人が天武天皇ために「銅版法華説相図」をこの地に安置したことに始まり、のち神亀四年(727年)に、徳道上人が聖武天皇の勅願によって本尊・十一面観音菩薩を祀って開山したとある。

その長谷寺が古典文学に登場するのは、飛鳥時代に伝来し、奈良時代には非常に流行していた観音信仰が大きな要因。
観音信仰は、平安時代中期以降に新たに流行しだした浄土信仰と合わさって、もともと現世利益的な信仰だったものに、浄土往生に関わる菩薩への信仰という要素が加わっていったことから、観音菩薩像が祀られている長谷寺への参拝は、貴族に限らず武士や庶民にまで、古くから広く浸透していたらしい。

そのご本尊・十一面観音菩薩にお会いするためには、登廊(屋根付き階段)をひたすら昇らなくてはならない。
その段数399段 (←数えた)…なんとなく、あと1段欲しくなった。

本堂内に入り、高さ約10メートルの十一面観音の立像を見上げる。
右手に通常の観音像にはない鍚杖あるのは、地蔵菩薩が鍚杖を持っているのと同じで、自ら人の世で救済を続け歩く姿を彫り出したものだからだそうだ。
そう言われて見てみると、表情から滲み出る慈悲深さが倍増して見えてくる。

そもそも観音とは【観自在菩薩(観世音菩薩)】のこと。
サンスクリット語で「アヴァローキテーシュバラ」といって、広い視野でものを「観る」という語と、「自由」「自在」という語の合成でできている。

自由自在にものごとを観る。
自由自在に衆生を救う。

観音にはそんな意味がある。
そして、観音はすでに悟りを得ているにも関わらず、仏とならずに、生きとし生けるものを救うために働き続ける菩薩でもある。

十一面観音はその名のとおり、十一の顔を持つ。
それは菩薩の顔、怒りの顔、牙を出す顔、仏の顔と様々。
生きとし生けるものに対応して、その人に合わせた表情で救いの手を伸ばす。

そのうち、普段は絶対拝見することのできない後頭部にある顔が、どんな表情をしているか、ご存知だろうか?

答え…大爆笑(←ホント)

【暴悪大笑面】と言われている。
手を合わせつつ、目の前の大きな観音様が振り返ってくれることを、秘かに期待した。

本堂の正面には清水寺のような舞台がある。
そこからの桜を見下ろす絶景に息を飲む…次は秋に来たいものだと、再訪を誓った。

2007年03月24日

麗しの奈良

今度は奈良に出没してきたので、そのレポを。

3度目の奈良。
正直、京都の駅に降り立っても古都の気配を感じることはないけれど、奈良は駅を出てすぐ若草山を望むことができ、古代の香りを身近に感じることができるから好き。

今回は過去に行ったことのない場所を中心に巡るのが目的。
興福寺・奈良国立博物館・薬師寺・唐招提寺・高松塚古墳・石舞台・飛鳥寺・秋篠寺
とまあ、飛鳥方面まで網羅して、仏像でお腹いっぱい胃もたれ状態。
けど、奈良に来たらやっぱり大仏は外せないということで、3度目のご対面をしに東大寺へ。

3度目だから、大して感動はないかなと思ったけど、やっぱデカイっ!!
大仏殿(金堂)を見ただけで感動してしまった。
この大仏殿、実は2度焼失してて、今のは江戸時代に再建された3番目のお堂。
しかも、あのサイズで前の2つよりも小さいというから驚きだ。

続いて、ついに大仏さまとご対面…やっぱデカっ!!
この大仏の正式名称はサンスクリット語の音写で、【盧舎那仏(るしゃなぶつ)】といい、「全てを照らし出す光の仏」という意味を持つ。
ちなみに、意味からも推察できるけど、密教の大日如来と元を同じにする仏さま。

この盧舎那仏という仏は、光明を放つのみで教えは説かないという特徴がある。
経典でも、ほとんど代弁者に喋らせ、口を開かない。
黙して語らず、ただ光を放つその訳は、言葉を発すると分別が混じって、真実が真実のままではなくなってしまうから。
話さないことで、真実を表すということらしい。

で、この仏が登場するのが『華厳経』という経典。
その中に【因陀羅網(いんだらもう)】の例え話があって、それによると帝釈天の宮殿には因陀羅網という網が張られていて、網の目の一つ一つに宝珠があり、無数の宝珠が相互に映し合っているという。
私たちも含め、ありとあらゆる存在は孤立しているのではなくて、網の目のように繋がりあい、互いに互いの因となり縁となって生じあっているということの例え話。

…うーん、かなりイイ話だ。
ちなみに『華厳経』には善財童子という少年が、菩薩や富豪や遊女など様々な人たち53人を訪ね歩く話もあり、一説に、これが【東海道五十三次】の五十三の元となったと言われてるのはプチ知識。

というわけで、東大寺は華厳宗という宗派のお寺である。
もともと、奈良時代に今で言う県に一つ、国分寺という寺を建立させ、それらの総国分寺としての性質を東大寺に持たせていた。

【四天王護国之寺】

これが東大寺の名称であり存在理由であった。
国を護るための本寺を、壮大な世界観を持つ華厳経(正確には梵網経)を具現化した寺に置いた当時の朝廷の思いを考えると、なかなか面白いものがある。
(その世界観は大仏の座ってる蓮台に描かれていて、その説明が書かれた看板が近くにあるので、行ったら読んで)

いろいろ書いたけど、どれか一つでも記憶に残して見てみると、また違う東大寺が見られるかも。
にしても、東大寺は堂内の写真撮影が自由…正直、それが一番驚いた。

2007年03月14日

[予定] 瑞泉寺お花見ライブ~京都慕情

豊臣秀次公ゆかりの京都瑞泉寺で花をテーマにした演奏会&映像上映が下記の通り催されます。
このイベントの中心人物は副住職でイラストレーターの中川学さん。京都育ち、広告業界での経験、僧侶の視点などが見事に融合、ポップでありながらレトロを感じさせるステキな作品を制作されています。
今回のイベントでは、映像作品(右下の絵が動くそうです)のインスタレーションに、ライブでは声明参加とのこと。
要チェックです!

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■日:2007/3/25(日)
■時:午後4時開場、5時開演
■会場:瑞泉寺
京都市中京区木屋町三条下ル石屋町114-1(map
■出演:
[映像]
「桜と高瀬川」ー京都慕情プロジェクト
(中川学・イラスト、坪井健・アニメーション、山口智・音楽)
[LIVE]
中川学(声明・経)
山口智(ハンマーダルシマー)
間所義和(ギター)
■料金:前売2000円/当日2500円
■お問合せ:info@kobouzu.net
■主催・企画:京都慕情プロジェクト


【出演者プロフィール】

中川学
京都瑞泉寺(浄土宗西山禅林寺派)副住職兼イラストレーター。現在、京都は三条木屋町の慈舟山瑞泉寺において、仏教・和物・アジア的なものを題材にデジタルでポップに表現することをテーマに作品を制作。05年、ドイツの美術出社TASCHEN発行の、今世界で注目すべきイラストレーターを紹介した本「ILLUSTRATION NOW!」に選ばれ掲載される。
公式サイト:http://www.kobouzu.net/

間所義和/ギター
プログレッシブ・ロックやシャンソンでの活動を経て、1992年HIPHOPユニット「NEWS FROM STREET CONNECTION」(KING RECORD)にギタリスト兼エンジニアとして参加。半野喜弘等、数々のセッションを経て、1997年 GATE IN THE AIR名儀で、「one(FRD-CDOO2)」をリリース。360゜レコードのコンピレーション「circuits brasileiros 2」に参加。2000年平安神宮紅しだれコンサートにナイジェル・ショウ、八木のぶおと共に参加。2000年11月、2ndアルバム「TO FARAWAY(FRD-CDOO9)」を発表。現在sky perfect TV eco channel にて、放映中。

山口智/ハンマーダルシマー
奈良県生まれ。各種アコースティック楽器を手がけながらさまざまな音楽の影響を受け、1987年より西欧の打弦楽器ハンマーダルシマーの演奏に取り組み、独自のスタイルを確立、オリジナル曲、即興演奏を中心に?の独特の美しい音色を生かしたダイナミックで詩情豊かな音楽を作り続ける。ソロの他、様々なミュージシャンとの共演、ダンスやポエトリーリーディング等々他ジャンルとのコラボレーションなど幅広い活動を行っている。

京都慕情プロジェクト
誰もが憧れ、懐かしむ京の風情を詩情あふれる絵とアニメーションと音楽で映し出す、それが京都慕情プロジェクト。
2005年京都にて活動を開始、お寺やカフェなど空間を生かしたライブイベントや展示を行う。
中川学、坪井健、山口智

2007年02月20日

寺子屋トーク 潜入レポ。

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あっ潜入といってもちゃんと表から入りましたので。

日本で初めて看取りに取り組むNPO「なごみの里」代表の柴田久美子さんの講演と、地域ケアにかかわる今井信行医師と應典院の秋田光彦住職を交えて三人でのパネルディスカッションが行われました。

「なごみの里」は島根県隠岐諸島の人口700人ほどの知夫理島(ちぶりじま)にあって、病院も食堂もない小さな島です。
柴田さんの自宅を開放して幸せな最期を看取るという活動をしているNPOで、病院でなく高齢者の自宅でもない中間的な場所で、高齢者が望む死を守る社会を作りたい、
人生の99%が不幸でも1%が幸せなら、その1%の幸せをみんなの手でかなえたい、そして看取りのときも幸せだと思えるような人生にしてさしあげたい、
という柴田さんの力強い取り組みを優しくにっこりした表情によって話されて、大いなるものに包み込まれるような感覚にさえなりました。

実際に入所されていた100歳のおばあちゃんの話を交えて高齢者の方と真正面から向き合う柴田さんの話は壮絶そのものでした。
でもそれをつらいとも言われず、むしろ看取るというのは美しい景色で、そしておばあちゃんになり代わって感謝の心が移ってきました、という言葉には強さと優しさが同居していました。

「何の専門的なことも持ち合わせていないただのおばさんです」と言い切った小柄な柴田さん。
高齢者の方のことを「高齢者様」と言われるのがとても印象的でした。

「死」は怖いものでも何でもなく、みんなに等しく訪れるものです。
触れてはいけないものとしようとしている風潮がある現代で、それを正面から他人事ではなく、自分も確実に受け止めていかないといけない問題である。
生きているのが当たり前ではなく、生きる=死への歩み、という方が当たり前なのだろうと思いました。
その受け止めこそが、地域での看取りの必要性につながるのだな・・・と。


最期に・・・パネルディスカッションで三人の方が共通して言っておられたのが「場の力」でした。
死に最大限のエネルギーを注入していき、一人の命に焦点を当てていく。そこなんでしょうね。

この應典院ではこのようなトークイベントだけではなく、演劇やライブなど様々な活動をされているお寺で「学び・癒し・楽しみ」を基本理念として若者文化や地域コミュニティの中心地となっています。
写真は應典院がお寺との繋がりを持ってもらうのを目的に作った、生前に個人でお墓を持てる生前個人墓「自然」です。お寺は生きている人のためにあるですね!!


應典院
應典院ブログ

2007年02月04日

寺子屋トーク

演劇・音楽・講演等多彩な活動をされている大阪應典院で、下記の催しが行われます。
詳細は公式サイトをご覧ください。

第48回寺子屋トーク
「微笑みで開く<地域の看取り>」
~生老病死のコミュニティケア Part2~
■日時:2007年2月18日(日)13:00開場 13:30開会
■会場:應典院本堂ホール
■参加費:1,500円
■主催:應典院寺町倶楽部
■内容:
日本で初めて看取りに取り組むNPO「なごみの里」代表の柴田久美子さんの講演のほか、地域ケアにかかわる今井信行医師と当山の秋田光彦住職とによるセッション。
公式サイト

2007年01月27日

平等院鳳凰堂

突然だが、宇治の平等院に行ってきた…1人で。
はいそこ、哀れみの目をするのはやめましょう。

10円硬貨にデザインされてる平等院鳳凰堂。
池の中島で、鳳凰が翼を広げたかのような優雅な姿を、平安の昔から保ち続けている。
ちなみに現在、屋根の両端に乗ってる鳳凰像はレプリカ。
本物は平等院の敷地内にある鳳翔館というミュージアムで見ることができた。
この鳳凰も1万円札にデザインされてるから、お財布に在庫がある人は見てみて。

お堂の中に安置されているのは3メートル弱の【阿弥陀如来坐像】。
ようは座ってる「阿弥陀如来」という仏さまだ。
阿弥陀如来が安置されてるから、本当は「鳳凰堂」じゃなくて、「阿弥陀堂」というのが正式名称。

そもそも、平等院が建立されたのは平安時代後期の1052年。
有名な藤原道長の息子で、藤原頼道という時の権力者が、別荘を寺院に変えたことが始まりとなる。

この1052年っていうのがポイントで、この年は末法元年とされていた。
「末法」とは、お釈迦さまが亡くなって2千年が経過すると、その後1万年間はお釈迦さまの教えだけが残って、どんなに修行をしても悟りを得る者はいなくなるという時代観のこと。
この思想が中国から伝わってきて、人々を動揺させてしまったわけ。
そのちょうど2千年後にあたるのが、どうゆう計算か1052年となっていた。

時代は内乱、飢饉に天災、政治も乱れてダメダメ尽くし。
そういう世も末な雰囲気の中で、人々は現世の救いを見つけられず、来世の極楽往生を願う風潮が台頭してくる。

それで流行したのが阿弥陀仏信仰。
阿弥陀如来に救いを求めて、極楽浄土に往生しようという信仰で、それが平等院の建立の根源にあるものだ。

だから、鳳凰堂は建物自体が極楽浄土を表している。
そういうわけで、池の対岸はこの世となり、そこから鳳凰堂が表す阿弥陀如来の西方浄土を見るという観念があったようだ。

堂内は、金色の阿弥陀如来像に、金色の台座に、金色の光背に、金色の天蓋にと、目にも眩しい世界が広がっていた。
壁の上部には雲中供養菩薩という、雲の上で楽器を奏でたり、舞を舞いながら阿弥陀如来を供養する菩薩像が52体もかけられいて、壁や扉には9通りの往生の様が描かれていた。

とまあ、いろいろ書いたが、今はどれも風雨にさらされ、堂内の華やかさは見る影もない。
昔の様子が見たいと思ったら、これも鳳翔館で3分ほどのグラフィック映像が常時流れてるから、見てみてほしい。

どうしようもない現実の苦しみから逃れるために、救いを求め、見えぬ何かに縋り付く。
そういう者たちを、1千年もの間ただ見守り続け、そして未だ続く末法の世を照らし続けている仏たち。
その優雅な姿とは裏腹に、極楽往生を願い、この世に浄土を作り出した当時の人々の思いの根本にある、切実で、けれど自分本位な逃避と救済を待つ心は、今を生きる私の中にもあることを、教えてくれる。


ちなみに私は、今回が2度目の来訪。
1度目は6、7年程前で、そのときは池が工事中で水がなかった…。
今回は水はあったけど、堂内には台座も、光背も、天蓋も修復中でなかった…。
しかも、52体あるはずの雲中供養菩薩は半分が出張中(←鳳翔館に引越し)
入った瞬間、荒れ寺かと思うほど、殺風景で寂しい感じがした。

さらに、追い討ちをかけるかのように雨がパラつく。

さすがに自分自身が寂しくなってきた。
というわけで、本来の目的地である中村藤吉本店へ生茶ゼリイを食べに急いだ。
美味しかった…って、なんじゃそりゃ!?

2006年09月22日

仏教なぜなに問答

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どもども、キッスィです。ここではカフェでの法話会を紹介したいと思います。

大阪の淀屋橋にあるのオシャレなカフェで法話会を月1回のペースでやっていらっしゃいます。
花岡静人さん(本願寺の研修機関の講師をされています)、石崎博敍さん(大阪で基幹運動やビハーラ活動など様々なところで活躍)、塚村真美さん(花岡先生教え子の方。このカフェのオーナー)という三人が講師としてお話をされています。
ここに来られるのはOLや主婦の方がほとんどです。今回は10人ほどが参加していました。毎回毎回テーマを決めてそれにまつわる話をしておられ、6/28は「お浄土ってどんなところ」がテーマでした。

まず、お浄土って何なんでしょ。っていうところから話は始まり、お浄土ということを初めて聞く人にも、こんなとこなのか・・・という分かりやすいお話をしてくれました。
お経の中の一節について、解説してくださるだけではなく、なぜそんな表現しているのかっていうことも聞けて興味深かったです。

そして参加者からの質問にも熱心に答えておられて、参加型の会になっています。
最後に「悲しいイノチはつくらないという願いを持った仏さまですね。」と締めくくっておられました。
このカフェはビルの6Fにあってそこからの眺めは最高です。それだけでも行く価値アリというロケーションです。

花岡先生はこの「仏教なぜなに問答」ついて「仲間はずれを作らないような仲間を作りたい」とおっしゃっておられました。
そんな暖かい雰囲気のカフェです。次回は10/25です。大阪に来られた際にお茶する感覚で気軽に立ち寄ってみては・・・。

カフェの情報。
場 所:〒541-0041 大阪市中央区北浜2丁目1-16 永和ビル6階
電 話:06-6222-3888
営業時間 : 月~金 午前11時~午後10時、土曜 午前11時~午後8時
定休日 : 日曜&祝日
公式サイト

「仏教なぜなに問答」の情報。
時 間:午後7時~午後9時
参加費:予約800円、当日1,000円(いずれも1ドリンク付)
実施日:HPで確認してください。

シャカマップ

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