インド?


半年以上かかってやっとインドシリーズ最終回です。
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それはインド旅行の最終日。
デリーの国立博物館にいった時の事である。そこには本物の仏舎利(お釈迦さまの遺骨)が展示してある。
はっきりいって博物館はパリのルーブル美術館に匹敵するほど広く(言い過ぎか!?)、一日では回りきるのは困難な場所である。

時間もないので、いくつか見るポイントをしぼって行くことにした。
そう、仏舎利。それだけ見ればいいや。それくらいの気持ちだった。

ヘアピンカーブのようにクネクネした道順をぐいぐい進むこと数分、目の前には待ちに待った仏舎利!

一緒にいた仲間たちは、いい写真ポイントを見つけようとカメラ越しで仏舎利を見ている。

・・・。

カメラを持って行っていない不良旅行者である僕は「へぇ」って感じで見つめていた。
仏舎利とともに目に飛び込んできたのは、タイの僧侶。
仏舎利の前で数人が座り、一心不乱にお経を称えている。

自分も日本のとある宗派の僧侶。
お経を称えているタイ人も僧侶。

この違いは何なんだろう。

仏舎利を観光の一つとして見ている日本人僧侶。
仏舎利を帰依する仏教の尊前とみるタイ人僧侶。

恥ずかしくなってきた。自分も僧侶の端くれである。観光かもしれないが、ただの興味本位だけで来た状態の自分にガツンと思い知らされた出来事であった。

写真はその時にお経称えているタイ人グループの1人に頼まれて写したもの。(目隠しはタイの方ではないので深い意味はないけど入れてみました。)またしても写真頼まれたよ。
タイ語のTシャツ着てたのもあってタイ語で話しかけられたのか!?ホンマよー東南アジア系に間違われる。まぁいいけど。

そんなこんなで怒涛の10日間インド旅行でしたとさ。

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『お寺に嫁いでしまった。』 

お寺に嫁いでしまった。

ども、ケンユウです。
今回紹介させていただくのは青江美智子著『お寺に嫁いでしまった。』と言う本。
なんと!この本は、あの「彼岸寺」で好評連載中の「お寺に嫁ぐということ」が書籍化されたものなんです!

もともとこの「お寺に嫁ぐということ」というコンテンツは、
ごくフツー家庭に育ったOLの美智子さんが、ふとしたきっかけでお坊さんと恋をして、お坊さんと結婚することになり、その結婚までの経緯、結婚してからの日常を書き綴ったもので、
お寺という、ちょっと特殊な環境の中で感じた、考え方や習慣のギャップ、そこから来るいろいろな悩みや、その悩みの中から垣間見える新しい気づき、
そして、生まれてはじめて仏教に触れることで得られた喜びなど、お寺の奥さんとしての悲喜こもごもが、ありありと描かれた人気のコーナーです。

それが書籍化されるに当たって、二人が出会う以前のお話や、結婚までの様々な苦労、そして「彼岸寺」の裏側などなど、新たに多くのエピソードが書き加えられ、今まで「お寺に嫁ぐということ」を読まれていたファンの方も十分に楽しんでいただける事間違い無しの、一大エッセイに仕上がっております。

私も早速読ませていただきましたが、きめ細やかな表現で大変読みやすく、笑いはもちろん、涙なしにはいられない部分もあり、特に本の最後の、出産・育児、そして大切な人の死を通して語られる「命」について書かれた章では、私も改めて「命」ということについて考えさせられました。

結婚とは何か?家とは、家族とは何か?家庭を築くと言うことはどういうことなのか。
核家族化が進み、「個人」重視の現代に生きる私たちが、どこかに置き去りにしてしまったものを、見つめなおさせてくれるこの本。
これからお寺に嫁がれていかれる方にピッタリであることは言うまでも無く、
これから結婚を考えておられる女性、もう既に結婚されている女性、全ての女性に、是非とも読んでいただきたい一冊です。
いや、女性だけでなく、男のお坊さん達はもちろん、結婚を考える世の男性陣も、読んで損は無い内容になっているのではないかな、と思います。

もし書店でこの幸せそうな二人の顔を見つけたら、ちょっと中を、覗いてみてくださいね。
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家族の痕跡は日常の中に

家族とは集団生活の最小単位というふうに定義され、法的には家族法、相続法等様々な規定に縛られている。行政上、司法上のものだ。家族にもいろいろな形態が存在するが、日々において実感できうる家族は日常の中でしか存在しないと思う。

数ヶ月前、友人の母が亡くなられた。
友人が記憶にない位幼い頃に父が他界し、小学生の時母も病に倒れ、亡くなられるまでずっと入院して闘病生活を送られていた。
母の入院後友人とその姉は里親のもとで育ち、結婚し、子供にも恵まれ新たな家族を持った。友人にとって元々の家族というのはどんな存在だったのかは、時折断片を語るものの、それ以上聞くのは、はばかっていたのでわからない。

用があってメールを送ったところ、母亡きあと心体とも落ち着いたから、これから一人で昔家族で住んでたところを写真を撮り歩きに行くという返事が用件に添えられて来た。数十年前に両親とも存命で、父亡き後も元気だった母と姉と家族として住んでいた場所、つまり生まれてから家族という「日常」が存在していた地区に行き、その痕跡を探して写真を撮ってまわるのだ。
以前、里親の元に行くまで辛い時期を過ごした場所でもあると吐き捨てるように言った友人の顔が一瞬よみがえる。

後日そういえば…とその時の様子を聞いてみた。景色は時代が流れずいぶん様変わりしていたという。前述メールに、二人とも別れの時以降忙しくて涙を流す暇もなかったと、苦笑いマーク付きでよこした友人だったが、うっすらとした痕跡をおさめた写真を姉と見ながら、急に悲しくなって二人で泣いたのだと他人事のように笑って教えてくれた。

幸いにも私にとって一番身近な家族は生きている。そして家族が存在していた、或いは生きている痕跡は色濃く日常の至るところにある。友人は幼い頃に複雑な思いで住んでいた場所にそんな日常の痕跡を求めにいった。うっすらとした痕跡しか写っていないはずの写真を見て、何故友人と姉は急に悲しくなったのだろうか。
そんな事を考えながら私の日常の中にある色濃い家族の痕跡を撮ってみた ―
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[告知] 公開シンポジウム11.12のご案内です。

公開シンポジウムのご案内です。

テーマは
「イスラエル・パレスチナの宗教・社会・平和」
イスラエル・パレスチナのイスラム教・キリスト教・ユダヤ教の学者と日本の仏教学者による対話

今回は、イスラエル・パレスチナから、イスラム教、キリスト教、ユダヤ教の神学者であり教育者である方々を日本にお招きし、日本の仏教者も交え、それぞれの宗教と社会の関係そして宗教が平和な社会を築くために果たしえる役割について語り合います。

「パレスチナ問題」を考えるとき、イスラエル・パレスチナを聖地とするイスラム教・キリスト教・ユダヤ教の3つの宗教を避けて通ることはできません。長い歴史のなかでこれらの宗教は時には重なり合い時には対立しながら、この地域の社会を構成し、文化や伝統を築いてきたからです。私達がこの問題の平和的解決を考えるとき、これらの宗教がどのように共通の平和観を持ち、社会と関わり、また他宗教について語っているのか、知る必要があります。宗教は問題の要因にもなり得ると同時に解決に役割を果たせる可能性もあると考えます。

■日 時■ 
2007年11月12日(月)19:00〜 21:00(開場18:30)

■会 場■ 増上寺慈雲閣(最寄り駅:地下鉄「大門」「御成門」「芝公園」山門に向かって一番左手の建物です)
  地図>http://www.zojoji.or.jp/map/index.html
  境内>は、この頁からhttp://www.zojoji.or.jp/keidai/index.html 境内の全体図を表示をクリック。

■参加費■ 1000円(学生 700円)

■定 員■ 100名

■スピーカー■
●イスラム教シェイフ バラカット・ハサン氏
エルサレムにあるアル・クッズ大学で宗教教育法コースの修士号を取り、その後エジプト、カイロにあるアラブ連盟付設アラブ研究所にて博士号を取る。現在、パレスチナ自治政府教育省カリキュラムセンター人文社会学局人文部長とアル・クッズ大学講師を務める。

●キリスト教司祭 ジャマル・ハデル氏
1988年に カトリック神父となる。バチカンの教皇庁グレゴリウス大学で神学の修士号と博士号を取得し、その後パレスチナ西岸地区のベイトジャラカトリック神学校及びベツレヘム大学で教鞭を執る。現在はベツレヘム大学宗教学部長を務める。

●ユダヤ教ラビ イェホヤダ・アミル氏
ヘブライ大学で修士号及び博士号を取得し、その後同大学の助教授を務めた。現在は、ヘブライユニオン大学のイスラエル・ラビ・プログラム長と現代ユダヤ思想の教授を務める傍ら、国際ローゼンツヴァイク会の代表メンバー及びイスラエル改革運動宗教行動センター理事も務める。

●仏教僧侶 戸松義晴氏
ハーバード大学大学院神学校で生命倫理と仏教の社会性を学び、修士号を取得後、社会に関わる仏教の研究を進める。浄土宗本還寺と心光院の住職を務める傍ら、浄土宗総合研究所専任研究員、浄土宗平和協会専門委員、慶応大学医学部医学統括教育センター講師を務める。

●コーディネーター 小林和香子 (日本国際ボランティアセンター エルサレム事務所代表)

注;当日は英語で開催されますが、日本語同時通訳がつきます。

■問い合わせ先・申込先■
 アーユス仏教国際協力ネットワーク 
  TEL 03-3820-5831
  e-mail [email protected](担当 枝木)


当日の参加も受け付けますが、同時通訳の機材の関係がありますので、 事前にお申し込みいただけるとありがたく存じます。

一般の人が参加できる宗教者間対話は貴重な機会になると思いますので、ぜひたくさんの方のご参加をお待ちしております。


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マジック事件

テーマ「家族」からは少しそれてしまいますが、中学校時代の思い出を少し書かせてもらいます。


ぼくが通っていた中学校は、男子は坊主頭でした。
髪は自宅で母親に刈ってもらっていました。
ある時、いつものように、洗面所へ新聞紙を引き鏡に向かい、うしろから母親がはじめの一刈目を入れた直後、

「あぁ・・」

という声が聞こえ、手がピタリと止まりました。

「どうしたん?」

と聞いても返事がありません。手で触ってみると、

一部分髪がない!

バリカンには3ミリ、6ミリ、9ミリというふうに、切り替え式のキャップを付けて頭を刈ります。
そうです。母はキャップを付け忘れて頭を刈ってしまったのでした。左寄りの後頭部からつむじあたりまで肌がむき出しになっていて、後頭部のみ、逆モヒカンのような状態。

あまりのショックに、ぼくは泣きました。
母も泣きました。

少し落ち着いてから、どうしたら違和感なく学校に行けるかということをふたりで考えました。
一つ目の案は「包帯を巻く」でした。
頭をぶつけて仮我をしたということにして、包帯をグルグル巻きにすれば、後頭部の恥部を隠すことができます。ただ、それにはひとつ問題があって、目立ち過ぎるということでした。頭に包帯を巻いて学校へ行ったとして、みんなのリアクションを想像してみると、当時のぼくにとって耐えられるものではありませんでした。包帯案は却下です。

次に考えたのが、「マジック案」。
肌をむき出しになっている部分は白く、他は髪で真っ黒です。白い部分を黒く塗ればなんとかごまかせるのではないか。それが母とふたりで考えに考え抜いて出した案でした。
早速マジックを塗ってみると、これが予想以上に他と溶け込み、これならなんとかなるかもと、母とぼくは少し元気を取り戻しました。
とは言っても、ばれた時のことを考えると、やはり学校へは行きたくありません。そんなぼくの心を父は察していたのか、自転車通学のぼくのあとを車でついてきました。もう逃げ場はありません。マジックを信じて学校へ行くのみです。

学校の駐輪場へ自転車を止めて、いよいよ、勝負の時がきました。
ヘルメットを取った瞬間、

「あーー!」

と友達が声を上げました。
(え?そんなはずはない。入念にマジックを塗ったはずなのに・・)

「どうしたがよ?!頭ズルむけやにか!」

予想外のことが起こりました。
なんと、汗でマジックがとれてしまったのでした。
ショックです。とてもショックです。母とぼくの考えに考え抜いた名案はもろくも敗れ去りました。
でも、友達の笑い声がぼくを吹っ切らせてくれたのか、それほど苦痛はなくなりました。「頭ズル向けがなんだ!」という精神状態にまで、友達がもっていってくれたのかもしれません。

教室へ入っていくと、みんながぼくの頭を見にきました。他のクラスからもぼくの頭を見物しに何人もやってきます。そうこうしているうちに、吹っ切ったはずのぼくの心はどんどん弱まっていきます。ついには、先生まで介入してきて、「笑った人は謝りなさい」と言い、数人が微妙な表情でぼくに謝る姿をみて、ついに限界点に達しました。

なんとしてもここから逃げ出す。

お腹が痛いとか風邪気味という理由では、父にこっぴどく怒られてしまいます。
どうしたら家に帰れるか?
ぼくがとった行動は、正常な状態では考えられないことでした。

コンクリートに肘をぶつけて折る。

あまりにも痛々しい話ですが、人はアドレナリンを放出し過ぎると、なんでもやってしまうようです。泣きながら何度もコンクリートに肘をぶつけました。

保健室へ行き事情を話し、家に帰ってすぐに病院へ行きました。
看護婦さんに「頭はどうしたの?」と言われて、キャップを付け忘れて刈ってしまったことを言うと、ぼくに強く同情してくれて、「えらいね」と言われたことをよく覚えています。肘は骨折まではしていなくて、ヒビが入ったということでした。石膏をつけてもらい、帰宅したぼくは、キャップなしで完全に丸刈りにしてもらいました。初めからこうしていればよかったというのは後の祭り、とにかく、身も心もスッキリした状態になって、心新たに翌日から学校へ行ったのでした。


親子ふたりで泣いているシーン、
真剣にマジックを塗っているシーン、
それに満足しているふたり、
泣きながら肘をぶつけているシーン、
翌日、ツルツル頭に石膏をしているシーン
どれをとっても、尋常ではありませんが、この出来事を思い出すたびに家族で笑い転げています。
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