「いのちの食べかた / Our dairy bread」
- 2009年04月19日(日) 文:kenyou
- シャカレビ
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私たちが口にする「日々の糧(our dairy bread)」が、
如何にして私のところにやって来るか、その過程をとらえたドキュメンタリー映画。
全編を通して、ナレーションや解説と言ったものは全くなく、
見ていてわかりにくい場面はあるのですが、
押しつけがましい無駄な主観を省くことで、
見ている側にいろいろなことを考えさせてくれる仕上がりになっております。
そしてその淡々と映し出される映像が描くものは、
紛れもない事実であり、
私がこのいのちを紡ぎ続けるために、必要な事柄です。
ただやはり、牛や豚や鶏や魚といった生き物が、工場で機械的に、物のように「生産」され、
合理的に「処理」されていく姿は、ショッキングであり、思わず目を背けたくなったり、残酷な映像にも見えるかもしれません。
けれど、どのような手段を用いるにしても、
我々が他の命を殺め、それを糧としていただいている事実は変わりはありません。
ですから、単純に残酷だとか、かわいそうといった感情で判断して、
我々が他の生き物を殺して「日々の糧」にして命を繋いでいるという揺るぎなき現実から目を背けるのではなく、
「食べる」というごく自然な行為の裏にある見えない真実の姿を真っ直ぐ見つめるとともに、
自らの手を汚さずに、いのちをいただけているということや、
「いただきます」という言葉の本当の意味、
私自身が「生きる」とはどういうことなのかなどにも思いを馳せつつ、見ていただきたい作品です。
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