謝る
- 2009年07月02日(木) 文:るる
- 仏声人語
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先日、ショッピングモールに出かけた時のこと。
うちの子は、とてもまめまめしく走り回るため、ちょっと目を離すとすぐどこかへ走り去ってしまいます。
何か、行きたい方向を見つけたらしく、歓声を上げながら、脱兎のごとく走り出す!
そこへ、10歳くらいの女の子も走ってきていて…
「あっ!!行かないよ!!」と声をかけた時にはもう遅く。
正面衝突!
当然のごとくうちの子はひっくり返り、びっくりして泣きだした…
私や夫も慌てたのですが、ショッピングモールは、フロアマットなのでそんなに痛くはなかったようでした。
ぶつかった女の子のお母さんも、その瞬間「危ないっ」と声を上げられ、
すぐに駆け寄ってきて、「大丈夫っ??」とうちの子を気遣ってくれた。
そして、、「すみません、うちの子が」とか「謝りなさいっ、あんたのほうが大きいんだから!」とか
けっこうヒステリックとも受け取れるくらいに、大きな声で叱りはじめられました。
ぶつかった女の子にしてみたら、うちの子が横から出てきたわけで、彼女に悪気はない。
とはいえ、目の前で小さい子が泣いていて、母親にひどく叱られ…
その子も泣き出してしまいました。
「なんで謝れないの!!!あんたから謝りなさい!!!」と、
本当に、ちょっとすごい勢いで怒っておられたので、
内心、“いや、そんなに怒らんでも…”と多少びっくりしていたのですが、もちろん、私も謝りました。
「いえいえ、そんな大丈夫です。こちらこそ突然飛び出してすみません」
「もう大丈夫だからね、ごめんね」
というような。
年上なんだから先に謝りなさいってその方はおっしゃっているわけだから、
こちらが先に謝らせるといかんな、と思い、女の子が謝ってくれたあと、うちの子にも頭を下げさせました。
だけど、こういうことは、まぁよくある話。
はっとしたのは、そのあと。
そのお母さんは私に、こう言われたのでした。
「すみませんでした、私がこの子をちゃんと見れていなかったです」
これ…こういうケースではなかなか言えないのではないでしょうか。
少なくとも、私は初めて聞きました
このお母さんは、自分の責任であることを、はっきり示されたのです。
私はあわてて、「いいえ、こちらこそちゃんと見ていなくてすみませんでした」と謝りました。
子どものことで、親が謝ることはよくあります。
代わりに謝ることが親の責任だと思っているから。
もしくは、謝らせることを重視するから。
ひょっとしたら、その中に、親の責任と謝罪を紛れ込ませているだけなのかも。
「うちの子が、すみませんでした。ほら、あなたが悪いんだから謝りなさい」と
「うちの子が、すみませんでした。あなたも悪いけど親も悪いから謝ります」とは、
全然違う。
本当に、自分のことを大事に思ってくれているのはどちらか。
子どもはきっと敏感に察すると思う。
その親子とわかれたあと、なんだか泣けてきて仕方がありませんでした。
あのお母さんの潔い一言に、感動し、反省したのです。
たぶん、親の責任ですよ、と教えてくれたんだとも思いました。
お礼が言いたいくらいでした。
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