ハイチ大地震
- 2010年01月29日(金) 文:tatsuya
- 仏声人語
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2010年1月12日、中米カリブ海の島国ハイチを大地震が襲った。
新聞・テレビ・ネットニュースから配信されてくるニュースから壊滅的な状況が伝わってくる。先回の仏声人語でも、キッスイがふれていましたが、ハイチの人口は900万人。現在のところ、そのうちの15万人のご遺体が収容され、約200万人が家を失い、50万人が路上で生活しているという。さらには、今回の地震の最大被災地は首都ポルトープランス。そこは、ハイチの人口の3分の1の300万人が住み、ハイチの商業、政治、文化の中心であったから、さらに深刻な被害となっている。
その大被害を受けたハイチから伝えられる映像をみているとやるせない思いになる。
○破壊されたスーパーマーケットから略奪した食料を運ぶ人たち(ロイター通信)。
○ハイチに送られてくる救援物資は道路寸断などにより被災者にほとんど届いておらず、救援物資の配布の遅れに怒った市民らが被災者の遺体を積み上げて道路を封鎖。(ロイター通信)
○ユニセフ(国連児童基金)が空港を監視。それは、保護者を失った震災孤児が不法に連れ去さられることを防ぐため。国連の調査によれば、世界の人身売買の約20%が子供を対象としており、売春など性的搾取や強制労働・結婚、臓器売買が目的となっている。(共同通信)
悲しい現実である。
ハイチは、まさに無法状態となり、ハイチ政府は30日間の非常事態を宣言。午後6時以降、治安要員を除き夜間外出は禁止だという。
以前、テレビ番組の企画で貧困国を訪れた感想で「貧しさとは選択肢のないこと」というあるキャスターの言葉が思い出される。同時に、浄土真宗の信仰の篤い新潟でおこった震災の時に、被災者が「おかげさまで」と配給のおにぎりを受け取ったという話とともに。
「歎異抄」の中に「さるべき業縁のもよおさばいかなるふるまいをもすべし」(縁にふれれば何をするか分からないのが人間なのだ)という親鸞聖人のお言葉が紹介されているが、身にしみて感じる言葉である。
人間の本性というものを知らされる。苦悩の現実に出会った時に、私の人間の怖い姿があらわれてくる。
そんな厳しい環境の中を生きているのがハイチの人々である。
なによりも今必要なことは現実的な支援である。
☆日本は自衛隊を平和維持活動(PKO)に派遣。
☆ジョン・トラヴォルタが自らの操縦する飛行機でハイチに4トンのインスタントの軍用食と医療物資などの救援物資を運んだ。
☆米俳優ブラッド・ピットと米女優アンジェリーナ・ジョリーは、ハイチの医療活動を支援することを目的に「国境なき医師団」に100万ドル(約9100万円)を寄付した。
☆ジャッキー・チェンが、見舞金として、500万元(約6600万円)を送る。
さまざまな形での支援が行われている。
仏教者が中心となって運営されているNPOアーユス仏教国際協力ネットワークでは「ハイチ大地震救援募金」を開始した。
[今回の募金の支援先]
What If ? Foundation
アメリカの非営利組織であり、2000年以来ハイチの首都ポルトープランスで貧しい子どもたちに対して教育支援や給食支援を行っている団体。
(支援内容)
・主に、女性、子ども、乳幼児、病気を抱えている人たちを対象にした食糧援助
・貧困地域での食糧配給
・緊急診療所の設置
ホームページ http://whatiffoundation.org/
まずは、自分のできることから始めてみよう。
そして、宗教はみずからの欲望を叶えるためにあるのではなく、苦悩多き人生を如何に生きていくべきなのか、生きる支えとなっているのかということを教えられる。
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