■ モノクロ □

東京では靖国神社の桜も開花したということで、気候と共に春も間近になってきましたね。
さて、皆さんは毎週欠かさず見ているテレビ番組はありますか?
僕は結構テレビっ子なので毎週見ている番組があります。仕事でほとんどリアルタイムで見られないので、録画した番組を夜な夜な再生して見ています。その中でも、土曜日の19:30からBSで放送している、キヤノン プレミアム アーカイブス 写真家たちの日本紀行〜未来に残したい情景〜という30分番組があるのですが、要はCANONのカメラはすばらしいぞ!ですから是非買って下さいという番組です。CANON売り出し中のカメラを使って、毎週違うプロのカメラマンが撮影するという内容です。
雨の土砂降りの中でも、カメラにカバーもせずバシバシシャッターを押すところを見ると、カメラが壊れる心配をするのですが、わざとそうしているんでしょうね。雨でもCANONのカメラは違います、こんな状況でも普通に撮れますよと、見せたいのでしょう。僕は別にCANONの回し者ではありませんので悪しからず。
 
 先週の放送では、モノクロいわゆる白黒撮影を得意としているカメラマンでした。
その中で、「モノクロ写真は肉眼では見ることが出来ないものなので、自然と想像しているはず」というコメントがありました。モノクロは色彩の情報がない分、ものの本質を見ようとするとのことでした。モノクロの魅力をあまり考えたことがなかったので、話として言われてみるとなるほどなと思いました。


 私たちは、物事を見えるか見えないか、或いは有るか無いかで判断したり、評価したりします。その中でも仏法にご縁が薄い方というのは、どうやら2つのタイプに分かれるようです。
 1つ目のタイプは、目に見えない世界は何となく恐ろしいと考えている人です。霊魂のようなものが有り続けて、「祟る」「さわる」ことへの恐れを持っていたりする人です。
 もう1つ目のタイプは、目に見えない世界は嘘だと考えている人です。目の前の現実だけが真実でそれ以外はないと考えている人です。
 
 仏教とは、空、いわゆる因果の道理の教えです。
原因があって結果があり、その結果が原因となって新たな結果が生じるというのが因果の道理です。そのまっただ中に生きる私たちが、プツッと切れた糸のように終わってしまうということは、ありえません。
 宗祖 親鸞聖人の『正信偈』には、「悉能摧破有無見 宣説大乗無上法」とあります。お念仏に生きるとは、有無(間違った物の見方)をすべて打ち破り、「祟る」「さわる」という恐れを気にすることのない人生を歩ませていただけることです。


  
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