期待しないが、期待する

ワールドカップ開催前、東京新聞にサッカー日本代表に対するコラムが掲載されていました。
前回ドイツ大会は、ワールドカップ直前の試合で開催国ドイツに引き分けるなど、期待度大で開催を迎えました。
しかし、結果は予選リーグ敗退。日本代表としては課題が残る大会でした。
今回の南アフリカ大会はいかがでしょう。
開幕前の試合で4連敗と、前回とはうらはらに最悪の状態で開幕を迎えました。
今大会は、はっきり言って負けて当然的な状況で迎えているので、まったく期待していないよ、という分期待度が高いという逆説的なコラムでした。


4連敗中の岡田監督に対するバッシングは凄かったですね。
サポーターのフラッグには、「俺たちは信じている!」という、日本代表を応援しているのか追い詰めているのか分からない言葉まで出ました。
そもそも私たちは本当に信じるということが出来ない存在です。
例えば、最近帰宅が遅くなっている娘さんにお母さんが、「私はあなたのことを信じているからね!」と言っているようなものです。
サポーターの「俺たちは信じている!」、これほど酷な言葉はありません。


岡田監督を吊し上げるようなメディアの報道にも疑問が残ります。


メディアの報道について、演出家のテリー伊藤さんがこのように述べています。
「あいかわらずテレビというのは怖いメディアだ。だれか新しいダーゲットを見つけると、それを徹底的に追いかけ、どんどん追い込んでいく。そうなると、テレビを見ている人たちの「バッシング魂」は日に日に高揚し、ターゲットが追い詰められるほど留飲を下げる。」


私たちは、何度も同じ場面を見て、その度にけしからんと怒りが向けられています。何でも何回も見ることができるし、見させられるのですが、そのことに煽られ感情だけがむき出しになる私たちの姿は、一度も顧みられません。
ちょっとおかしいと立ち止まろうとするころには、また次なるターゲットが繰り返し紹介され、また感情の蒸し返しの渦に巻き込まれています。

この流転の世を間違いなく私たちが作っています。

Tweet
TWITTER+SHAKAMUSIC
チケット予約はこちら
新しい記事
月別アーカイブス
エディター
とし
twitter メリシャカサイト用mixiロゴ.gif メリシャカサイト用facebookロゴ.gif

お問い合わせ
メルアド.gif