アンパンマンの痛み

 
2歳の息子はアンパンマンが大好き。

その息子のために、先日はこんなものまで作ってあげた。

 




…アンパンマンパン。
私のガラの悪さを知っているキッスィやタツヤさんが見たら、恐れおののくかもしなれい(笑)
まぁ、良い母アピールはこの辺にしておいて、これからが本題。

私も小学校の図書室にあったアンパンマンを読んだことはあるが、アニメの世代ではない。
だから、息子が好きになるまで、アニメの主題歌「アンパンマンのマーチ」の歌詞を、きちんと聴いたことがなかった。

それは思いがけないほどの深い歌詞。
作詞は原作者のやなせたかしさん。

やなせさんは、特攻隊に所属していた弟さんを戦争で亡くされ、ご自身も出兵し、中国で終戦を迎えられたという。
戦争を生き抜き、生と死を嫌がおうにも見つめざるを得ない状況にあって、心の傷を抱えながら懸命に前へと歩んでいった、やなせさんの人生を思いながらこの曲を聴くと、言いようのない思いがこみ上げてくる。


  そうだ 嬉しいんだ 生きる喜び
  たとえ 胸の傷が痛んでも

  何のために生まれて 何をして生きるのか
  答えられないなんて そんなのはいやだ
  今を生きることで 熱いこころ燃える
  だから君は行くんだ 微笑んで

    (中略)
 
  何が君の幸せ 何をして喜ぶ
  解からないまま終わる そんなのはいやだ
  忘れないで夢を こぼさないで涙
  だから君は飛ぶんだ どこまでも

  そうだ 恐れないで みんなのために
  愛と勇気だけが 友達さ

    (中略)

  ああ アンパンマン 優しい君は
  行け みんなの夢 守るため


何のために生き、何をして生きるのか。
何が幸せで、何が喜びなのか。
その答えに正解はないのかもしれないけど、いつか息子が生きる喜びを感じるたびに、己の命を支え、時に犠牲となっているものへの痛みを思い出す仏の子に育って欲しいと、母は思っている。

そして、そう思う自分はどうなんだと、常に自問自答を繰り返しながら、息子と共に成長していけたら、それが私の幸せであり、喜びである。

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