昭和チップ
- 2011年03月01日(火) 文:tatsuya
- 仏声人語
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以前、ある先生から、誕生日の「誕」という字は辞書に「うそ、いつわり」という意味があると聴きました。降誕会という言葉には、「お釈迦様が、うそ、いつわりの世に降り立って、真実を教えて下さる方であり、人間が苦悩から解放される道を教えて下さった。」という意味があるそうです。
さて、先日ラジオDJ山本シュウ先生の講義をお聞きしました。現在、山本シュウさんは、無着成恭先生から始められた老舗相談番組「ラジオ子ども相談室」のパーソナリティー。また、NHK「きらっと生きる」という番組の司会を務められています。地域では、名誉PTA会長、別名レモンちゃんというユニークな名前にて多岐にわたる活動をされている先生であります。その中のお話を少し紹介いたします。
山本先生は、現在の日本の状況について
1 コミュニケーション崩壊の時代
2 個人 孤独 孤立
と、指摘され、だから今こそ愛と絆を取り戻す時代である。コミュニケーションの大切さについてお話を頂戴しました。コミュニケーションといえば、特別なことではなく、私達の日常です。朝起きれば、「おはよう」と家族とのコミュニケーション。買い物に行けば、「何に致しますか」と店員さんとのコミュニケーション・・・コミュニケーションについて具体的な例の話の中で、「昭和チップ」というお話しがありました。
皆様こんな言葉を聞いたことがありませんか?
・お前はまだまだ10年早い
・嘘をつく人間になるな
・黙って聞いとったら、調子に乗りやがって
ウンウンとうなずく方は昭和チップが埋蔵されているかもしれません。
昭和チップとは、昭和年代に生まれた方の特徴であり、いくつかの項目を挙げられました。
○自分は正しい
○話を聴かない
○感情的になる
○人と比べる(相対的)
○すぐに悪者をつくる・・・。
こちらも、一つ一つうなずかれた方は要注意。昭和51年生まれの私はそうそうと、昭和チップが深く埋蔵されているようです。知らず知らずに培われているのです。チップは昭和チップだけではありません。例えば、お寺の関係者はお寺チップ・・・育ってきた環境の中でさまざまなチップが増えていきます。さまざまなチップが埋め込まれているのが、私達に人間の姿なのかもしれません。このチップこそが、うそいつわりの世界を造り出しているのです。
このチップのことを仏教では我執と呼びます。この我執が他を苦しめ、自らを苦しめています。その苦しみを乗り越えて行くには二つの道があります。チップを取り除いていく世界。もう一つが、自分にチップが埋蔵されていることを知らされていく世界であります。
皆様にはどんなチップがついていますか?





