PNHとKTM◆ 攅駑エイズ病棟】
- 2011年03月24日(木) 文:キッスィ
- 仏声人語
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カンボジアの空気は思いのほか快適である。湿度もそんなに高くなく、温度もそんなに高くなく、初夏のようである。
聞けば、2月末現在、今年に入って雨はまだ降ってないそうだ。いつ降ってもおかしくないらしいが。
カンボジアという国。もう10年ほど前になるが、一人旅で行ったことがあった。
アンコールワットと言えば分かる方もいるかもしれない。
世界遺産にもなっているアンコールワット、そこでは雄大な現実だけではなかった。
地雷の犠牲になった方の物乞い。(今現在の状況は分からないが…)物乞いしないと生きていけない現実。
以前NHKスペシャルでそのことをやっていた。カンボジア政府は地雷の犠牲者を一か所に集め、自立していくには厳しい環境を作っていると。現在もそんな状況なのかなぁ。
それって、前回でHIV村を政府が作ったというのと同じことじゃないか!
今回のカンボジアへはアンコールワットではなく、プノンペンが目的地である。
プノンペンの空港には迎えが来ていた。一緒に行く友人が数年前からとあるNGOの支援をしている、そこの関係者である。
バンコクからのフライトは2時間半も遅れた。バンコク⇔プノンペンは1時間ほどなので、軽く往復できるほどの時間である。
それほどの時間、迎えに来てくれた方々は待ってくれていたのだ。それを考えるだけで頭が下がる。
午後7時に着く予定が9時半になってしまったので、一緒に行くはずの夕食はキャンセルに。残念!
次の日、国立エイズ病棟に向かうが、向かう前に寄るところがあった。
買い出しである。エイズ病棟に入所している方々に渡す食料を買うためである。
お金を渡すことは可能である。でもずっと入院している状況であれば、本当に欲しいものは食料ではないだろうか。
毎回買い出しをするお店があるようで、そこに向かう。中国系のおばちゃんが経営する雑貨屋さんで、全く笑わず、ビタ一文まけてくれないらしい。
交渉中の友人。
必至にこっちは話すが、そっけないほどの返事。
そこで買ったものは次のようなもの。
石けん2箱(144個)
即席ラーメン15箱(750食分)
牛乳パック15箱(540本)
コーンフレーク(食べきりの小分けにしたものを325食)
タイガーバーム(100個)
これだけかって379ドル。これだけ買ったのにまけようとする素振りは一切ない。
買い物終わってメリシャカな1枚撮らせてもらう。さっきの商売の顔と違うし!!
そして国立エイズ病棟へ。
そこに入所しているのは35人の大人と15人の子供。(しかしまだ訪れていない病棟にも患者さんがいるかもしれないので暫定的な数字です。)
子供が入院しているということは、親が感染していて、母子感染した可能性が強い。もちろん他の要因もあるだろう。
ここのスタッフの方にドサッと渡しておくこともできるが、スタッフがくすねることも考えれらるとのことで、直接渡すことにしているらしい。
患者さん1人1人に渡していく。1人に渡すのはラーメン・牛乳を5つずつとタイガーバーム1個。
写真は渡している様子。
マスクをしているのは空気感染を防止するためではない。患者さんは抵抗力が落ちているので、こちらの持っている菌がうつらないようにするためである。
もちろん、空気感染はしない。
前回友人が行ったとき、小さかった子が少し成長していた、と言う。前回の写真をもらった。
前回(真ん中)。
今回。
ホントだ。あどけない印象だが、少ししっかりした感じがする。しかしどのくらい生きるか分からない。前回のドキュメンタリーで、感染している子は15歳まで生きることはかなり稀なことだと言っていた。
同情ではなく、その生きている時間を限りなく大切にしてもらいたい。
1つ心残りなのは、ドキュメンタリーと同じ施設なのかを確かめることができなかったことである。食糧配布をし、現実を目の前にしたら同じかどうか確かめることは二次的なことで、愚問に思えてきた。





