PNHとKTM 【ボンキリ僧王】

前回、そっけないおばちゃんが経営する雑貨屋に買い出しに行き、エイズ病棟を訪れたことに触れた。


実はその前、朝一で行ってきたところがある。


お寺。


友人は8年前からそのお寺に訪問していて、交流を深めているとのこと。
異文化交流かなぁくらいの感覚だった・・・。


でもそれは違っていた。



カンボジアの僧王と会うことができたのだ。僧王とは日本で言うならば、その宗派のトップ、ご門主に当たる。
カンボジア仏教は2つの宗派ある。トムヨット宗とモハニカイ宗があり、トムヨット宗は王族系・モハニカイ宗民衆系の宗派である。この2つの宗派は1つのお寺で同居していて、1つ屋根の下で住み分けをしている。
そのトムヨット宗のご門主にあたるボンキリ僧王と会うことができたのだ。
王様である国王と政治の首相、宗教の僧王がカンボジアでのビッグ3で、そのビッグ3の1人だと思うと震えるほど興奮してきた。




到着するとすでにボンキリ僧王は御堂の真ん中に座っている。穏やかな顔で険しさ厳しさは感じない。



会うといっても5分くらいの接見かと思っていた。(実際には1時間以上滞在)
座ってすぐ、ボンキリ僧王は話し始めた。写真はボンキリ僧王(左)と友人。
ボンキリ僧王(左側)と友人。



「外見(僧侶の衣)は違えども、問題は心です。いろんな花が咲いて公園ができているように、お互いを認め合って、それぞれに手を取り合っていきましょう。」



穏やかな口調でこのように言ってもらったことが一番印象に残っている。
写真はボンキリ僧王もお付き合い頂き、一緒に読経をさせてもらった。
一緒に読経した。




カンボジアにはお寺に小学校が併設されていることが多い。知識は学校・心はお寺で学ぶという考え方があるらしく、それを兼ね備えたものになっている。
子供を学校に預ける(僧侶になる)と、無料で教育を受けさせることができるという利点もある。



しかし最近ではそのスタイルに変化がみられる。あちこちに私立の学校が設置され、そちらに行く子供が増えたために、僧侶になる子供が減少しているとのこと。
NGOなどの支援で作られた学校もたくさんできている。一時的に僧侶になることができるカンボジアでは、NGO学校が僧侶減少の原因の1つになっている、という側面もあるそうだ。



本当に支援するということはどういうことか。お金を渡すだけ。学校を作るだけ。そんなのは本当に現地の人たちのためにはならない。



その国の文化を尊重しつつ、生活向上・教育を受ける、そっちに重きをおくべきだろう。




ボンキリ僧王はこんなことも言ってくれた。
「私たちは人の手助けをすることが使命である。エイズの問題や麻薬の問題にも取り組んでいます。仏教の精神に触れるとその問題も減ってくるはずです!!」
屋外でお寺の施設で説明して頂いた。



なんと力強い。本当の強さは笑顔で信念を語れることなんだろうな。




写真はボンキリ僧王。次回は国王と会えるよう紹介状を書いておきましょう!だって。ひぇぇぇ。チビッてしまいそう・・・。

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