親子教室

 

先月から、区役所が主催する2歳児対象の親子教室に通い始めた。

育児に悩みがあっても相談できない人や、子供の発達に不安を感じている人、いろんな問題を抱え込んでしまう親に対して、区役所の子供支援センターの側が働きかけて開催している親子教室だ。



私は小さく生まれた子供をもつ親として、区の保健師さんから定期的に連絡をいただいていた。
区役所で行われる通常の4ヶ月健診や1歳6ヶ月健診などの他にも、発達検査をしたり、その結果から育児のアドバイスをいただいたりというサポートもあり、本当に有り難い限りである。
今回は、その延長で全7回の親子教室にお声を掛けていただいたというわけだ。

内容はというと…。

9時半から11時の1時間半のカリキュラム。
自由にオモチャで遊ばせながら、子供が場に慣れる時間を取りつつ、その間に親への短い講義で育児の方向性を正してもらう。
その後、親子一緒になって思いっきり身体を動かして、それからその日のテーマに沿った遊びを始めるというもの。

さて、先日は「新聞紙遊び」をしてきた。

新聞紙をビリビリ破ったり、クシャクシャに丸めたりして、手先をたくさん使い、遊びながら発達を促すというテーマ。
息子はというと、口を突き出し小難しい顔をしながらビリビリグシャグシャ…楽しいんだよな?

超未熟児で生まれたため、免疫力が低く病気の感染が命取りであることを心配し、過保護なまでに他者との接触を避けていたことが、息子のコミュニケーション能力の発達を阻んでしまったという経緯がある。
2歳10ヶ月を過ぎても片言しかでない言葉の遅れも相まって、まだまだ友達と一緒に何かをするまでには至らないが、少しずつ世界を広げていくことができれば幸いだ。

それにしても、1人につき朝刊1日分で、15日分の新聞紙が、見事にビリビリのグシャグシャにされて部屋中に散らばる光景は圧巻。
破かれ短冊状になった新聞紙を親たちが抱え込み、子供たちに一斉に降らすと、大きな笑い声をあげて喜んでくれた。

けれど、子供たちに降り注ぐ新聞にある文字は「放射能」「セシウム」「メルトスルー」。
それらの文字が、彼らの未来を脅かすものであることは間違いない。

ここ横浜も、放射線量が高くなり、子供たちは緩やかな被爆を余儀なくされている。
だが問題は、子供の被爆がみんな同じようにカウントされるわけではないということ。
特に未熟児は、肺の発達を見るために、何度も何度もレントゲンを撮っている。
水素爆発をゼロスタートとして被爆量をカウントし始めたが、すでに医療被曝を繰り返し受けている親の心情が分かるゆえに、原発に近い地域に住む同様の親たちの心配を思うと胸が痛い。

発達なんて、ゆっくりでいい。
ただ、彼らが歳を重ねることのできる未来があればいい。

当たり前にあると思った未来を奪ったのが、快適と便利への欲求と、危険なものと知りつつも見て見ぬ振りをし続けた無関心であるならば…。
それは親である私にも責はあるということを、肝に銘じておかなくてはなるまい。

Tweet
コメント








   
TWITTER+SHAKAMUSIC
チケット予約はこちら
新しい記事
月別アーカイブス
エディター
とし
twitter メリシャカサイト用mixiロゴ.gif メリシャカサイト用facebookロゴ.gif

お問い合わせ
メルアド.gif