PNHとKTM 【カトマンズ観光】
- 2011年11月25日(金) 文:キッスィ
- 仏声人語
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プノンペンでのエイズ病棟訪問・ボンキリ僧王との接見・愛センター訪問、カトマンズでカトマンズ本願寺参拝と目的は果たした。
もうすぐ日本へ帰る。いや、帰りたくない。
フライトまでの空いた時間で3か所訪問することにした。
1か所目はボダナート。
ネパール最大のチベット仏教の巨大仏塔(ストゥーパ)で、高さは約36mもある。
ボダナートの「ボダ」は「仏陀の」「仏教の」「知恵の」を意味し、「ナート」は「主人」「神」を意味する。
四方を見渡すブッダの智慧の目はどこにいても見られている気がしてくる。ブッダの智慧は影にかくれたら届かない、そんなヤワなものではないんだろうな。それを五感で感じた。
そして、ここはチベット仏教の主要な巡礼地になっている。行った時も僧侶方がたくさん来られていた。
このストゥーパは右方向(時計回り)と決まっていて、観光客も含め全員が右回りに歩いている。
特に僧侶は歩くだけではない。マニ車をクルクル回しながら歩いている。このマニ車は転経器(てんきょうき)とも呼ばれるもので、回転させただけ読経したと同じ功徳が得られるというものである。
このボダナートにはあちこちにマニ車があって、誰かが常に回しているので、止まっているマニ車は見かけなかった。
2か所目はパシュパティナート。
ガンジス河の支流のバグマティ川の川岸にあるネパール最大級のヒンズー教寺院である。ガンジス河同様、聖なる河とされている。
この寺院はヒンズー教の破壊神であるシヴァ神の寺院で、インド亜大陸にある4大シヴァ寺院の1つでもある。
ただのお寺ではない。ここは火葬場も併設されている。というか、火葬場である。カメラOKとのこと。ホンマにええのか未だに不思議である。日本だったら絶対にあり得ない。
ここに載せるのはかなり抵抗あるが、遠くからなのであえて載せる。
火葬場。実際に火葬している真っ最中である。
これは誰もが人生で通るところ。もっと言うと死は誰にも避けることのできないものであるから、それを直視していべきであろう。
解説をしてくれたおっちゃんが「火葬する炎が高く上がるほど、生前に徳を積んだ証拠」だと言っていた…ような気がする。正直、衝撃的で周りの声が耳に入って来ない。
しばらく呆然と立ち尽くしていた。
生と死。決して切り離せないものである。
3か所目はクマリの館。
カトマンズの中心部にあるダルバール広場の中にある。この広場には、遊園地の乗り物があちこちにあるかのようにお寺が点在している。
その中でも思い出深いのがクマリの館である。女神クマリの化身として崇拝される少女が住むところで、幸運をもたらすとされている。
館は、狭い入口を抜けると四方を建物に囲まれたところになっている。一遍20メートルもないか。
クマリとは、密教(仏教)の女神ヴァジラ・デーヴィーとヒンズ―教の女神ドゥルガーが宿り、さらにネパールの守護神である女神タレジュの生まれ変わりでもあるとされている。
ちょうど行ったら、もうちょっとでクマリが上の窓から顔を出してくれるとのこと。
それは待つしかないっしょ。
待つこと10分。それまでは内部の写真は全く問題なかったが、建物の上にいる係の方がカメラを構えようとすると、指さして下ろさせる。写真は厳禁らしい。
そこにいる人全員がカメラを下に向け、大丈夫となったら、係の方が拍手を促す。
そしてお出まし。ちょこっとだけ顔を出す。拍手も大きくなる。写真は撮れないのでポストカードで。顔立ちははっきり覚えてないがこんな化粧してたなぁ。
そこにいたネパール人と話してたら、クマリは化身とはいえ神と同じなんだ。と力説していた。自分にとっての阿弥陀さまと同じなのだなぁ。
クマリはパッと見たところ幼稚園生くらいに見える。ネパール人に聞いたところ、クマリに選ばれるにはいくつかの条件があり、それを満たしていないといけないらしい。
・ネワール族の仏教徒で、金細工師カーストのサキャ(Shakya)の生まれである。
・健康である。
・すべての歯が欠けていない
・菩提樹のような身体
・牛のようなまつ毛
・獅子のような胸
・鹿のような脚
・アヒルのように柔らかく透き通った声
・黒い髪と目
これはほんの一部らしい。そしてもっと重要なのは初潮前であるということ。初潮を迎えたらクマリは卒業しないといけない。
これらはすべてユネスコの世界遺産に登録されている。「カトマンズの渓谷」という名前でカトマンズ盆地一帯が世界遺産らしい。
ネパールを訪れた際にはぜひ!





