住職への道。

先月北海道の十勝地方に3週間ほど行ってきた。最低気温はマイナス20度を下回ることも。真冬の北海道は想像を絶する寒さだった。
ボクが住む山口では真冬の最低気温でマイナス4度ほど。それくらい温度が違うのだ。


その北海道から戻ると、本願寺から通知が届いていた。

 

「○○寺の住職に門主が任命したことを証明する」

 


とうとう住職になったようだ。この書類が届く1か月前、総代さんのお宅を廻って署名を頂いた。
住職に就任することを承認する署名である。

通知が届いてすぐ、法務局へ登記の変更を行わなくてはならない。
これがまた、ものすごく大変なのである。


そこで全く分からないので法務局へ行って聞いてみることにした。

「宗教法人の代表役員変更をしたいんですが」
そうしたら、もう分かってるでしょ、とばかりに矢継ぎ早に申請の方法を話してくださった。


何を言ってるのか全く分からない。
どうにもこうにも全く分からない。
何が分からないのかも分からない。


思考停止状態になった。「あのぉ全く分からないんですけど」


そしたら法務局の方が申請書の書き方や提出書類の整え方までコピーを準備して頂き、説明を聞いた。


この書類作成がとにかく面倒。

寺院規則や住職就任証明書はコピーした写しを提出するが、これをそのまま提出する訳にはいかない。これは原本の写しに間違いないということをそれぞれの書類に記入・捺印しないといけないのだ。
中でも寺院規則は数ページの冊子なので、そのすべてのページに割印が必要となってくる。



申請するのに、退任と辞任の違いがあるのも初めて知った。
辞任は自分の意思でやめることで、退任は他からのはたらきかけでやめることを指すのだそう。そのあたりも法務局で「退任でいいんですね?」と何度も念押しされた。この違いでまた書き方も変わってくるらしい。



そして恥ずかしながら初めて知った言葉「捨印」。これ知らないの??と思われたかもしれないが、僕は初めてだった。間違えた時や不備があれば、訂正印を使うが、その代わりのものである。これをやっておくと、訂正事項があってもそれで代用になるのだ。
へぇそんな便利な捺印の方法があるんだ。

申請書に電話などの連絡先を書いておくと不備があったり、完了した時に連絡してくれるから便利ですよ、とも教えてもらった。


書類は全部整った!書き方もこれでいいはず!
何度も確認し、もう大丈夫と思い投函した。テストで何回も見直す気分だった。



郵送して約1週間後、見慣れない番号から携帯に着信が。
「キッスィさまでしょうか。法務局です。宗教法人の代表役員の変更完了しましたのでお知らせします」

ホッとした。作成した書類は不備がなかったということでもあるからだ。


登記の変更が完了したら終わりではない。その証明をまた本願寺と県庁に送らないといけないのだ。


そうして通帳や各種機関への変更をしていくことになるが・・・そこまではまだまだ至っていない。

あとから司法書士にお願いするのも方法だと教えてもらった。もうちょっと早く教えて欲しかった〜!!


そして申請書に独身と書く必要がなかったのにはなんだか救われた気がした(笑)

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