裸の王様
- 2013年01月10日(木) 文:チスイ
- 仏声人語
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そのメリシャカLIVEにもパネルディスカッションにご出演いただいた、彼岸寺の松本さんが昨年より始められた『未来の住職塾』に参加しています。この塾は、自分たちお寺に生きる者が、これまでより主体的に、よりよくお寺を運営していくためのものです。毎回松本さんの魅力的な講義を聞き、受講者同士、お互いの意見を積極的に話し合い、聞きあう時間もあります。
お寺はこうあるべきという従来の「雛型」が通用しなくなっている今、自分のお寺や、取り巻く環境の現状を知って、「自分はこういうお寺にしたい!」というモチベーションを持ってお寺に取り組むことができるので、僕自身、参加して良かったと思っています。来年度の募集も出ていますし、プレセミナーも全国各地で行われるようです!http://www.higan.net/juku/
色々と目から鱗の内容なのですが、特に印象深いのが「お寺360度アンケート」です。これは、自分のお寺とご縁の深い方々(寺を運営するパートナー・門徒さん・近所の方・近隣のお寺・お付き合いのある業者など)に、今のうちのお寺について、生の声を聞かせてもらうものです。
この結果、うちのお寺は大変なことになっておりました!
「誰が書いたか分からないようになっています。だから、光栄寺(僕の所属する寺)のことを思って、厳しい意見をバンバン書いて下さい!」とは言ってこのアンケートを持って回ったのですが、僕の予想を遥かに超えた厳しいご意見が集まってきました。
それは例えば「落語会やヨガ、HP作成など、新しいことはしているが、告知・継続をもっとしてほしい」・「お寺の人だけで行事を企画するのではなく、もっと私たちに相談してもらいたい」・「忙しい行事の中で副住職(僕)、前ほど仏教の勉強する時間がないのではないですか?」というご意見もありました!
これ以外のコメントにも、すべてにギクっとしました。正直図星だったからです。
自分では気付けなかった我が寺の現状でした。いや、気付けなかったのではなく、気づこうとしなかった、うすうす気づいてはいたが、見ないようにしていたことだったのです。
それが明らかになった時、正直僕は「うわーっ」とはずかしくなったのです。裸の王様だと思いました。
アンケートを書かれた人はお寺のことを思って、期待して、書いて下さっているのです。それは、アンケートを書くより前からそう思い、願われていたことでしょう。その声なき声に耳を傾けていただろうかと思います。また本来はこのような360度アンケートがなくても、普段の会話から、このようなことを話してもらえるような関係づくりが大切だと思いました。気付かぬうちに自ら敷居を高くしていたのかもしれません。
中には「最近いいお寺になったと思います」というようなご意見もありました。
お寺を、そして自分自身を見て下さっている方がたくさんいます。
自分だけでは大変過ぎて途方もない歩みですが、自分だけではないのです。たくさんのそれこそ無数の繋がりの中にお寺はあるのです。力まず、でも怠らずに今年も歩んでいきたいです。





