七条大宮 キッチンNagomi の、のれんのこと。
- 2013年07月07日(日) 文:るる
- 仏声人語
- comments(0)
七条大宮にある「キッチンNagomi」の代表を務めております。
キッチンNagomiは、震災後、京都に避難・移住したきた方々の集いと就労の場、そしていろいろな人と人との縁をつないでいく場所です。
震災後に京都で出会った私たち。
3・11以降、想像を絶するさまざまな「非日常」を経験したみんなは、衣食住だけじゃなく、健康、家族、仕事、人間関係・・・つまりは、生きることそのものを見つめなおし、問い直し、新しい日常を作っていこうという気持ちで、今、キッチンNagomiに集う仲間になりました。
この7月からは、平日のランチと夜の居酒屋というスタイルで、営業しています。
ランチは、「ママが、子どもたちに安心して食べさせられる食事」
居酒屋は、「おいしいものを食べて飲んで笑顔になれる居心地のいい空間」
でありたいなぁ、と山積の課題を抱えながらも、ちょっとずつちょっとずつ、進歩していきたいな、と思っています。
そんな私たちのキッチンNagomiに、新しいのれんを掲げることになりました。
こののれん、福島県南相馬市の小池第一仮設住宅のおかあさんたちの手作り!
本願寺災害対策本部のコーディネートのご支援を頂戴し、素敵なのれんを作ってくださいました。
でも、実はこのお話をいただいた時、私はとっても迷いました。
県外に避難して暮らす人たちと、福島に残って生活する人たちの間にある、とても複雑な感情のことを見聞きしていたからです。
しばしば、「断絶」という言葉で言い表すほどの感情の摩擦や言葉の応酬があることを、私も知っていたからです。
福島の仮設で暮らす方々が、避難者支援団体の支援をしてくださるのだろうか。
不愉快な思いをされないだろうか。
複雑な思いを抱かせないだろうか。
でも。
そんな私の杞憂を跳ね飛ばしてくれる、素敵なご縁となりました。
のれんの打診をしたあと、仮設で暮らすお母さんたちのこんな声を、福島から届けてくださったのです。
「子どものことを考えて若い人が避難するのは仕方がない」
「ただ、彼らの暮らしが成りゆけばそれでいい」
「自分たちも、役に立てるものを作れることがありがたい」
もちろん、そんな美談ばかりではなかったかもしれません。
おひとりおひとりの心の底までは、計り知れないことがあると思います。
それでも、のれんを作成中の皆さんの写真を拝見すると、本当に楽しそうに作業してくださっていて、作業中の様子を知らせてくださるそのたびに、胸が熱くなりました。
福島出身のうちのスタッフも、「ふるさとからのエールだと思う。ありがたい・・・何かお礼をしたい!」と喜んでいます。
3・11後にできてしまった「断絶」を超えるものは、ひとりとひとりの気持ちのあたたかいやりとりであり、それでしかありえないのかもしれません。
たぶん、そんなことは小さな小さな取り組みで、ひとつひとつは微力なものかもしれません。
費用対効果とか、公益性とか、そんな言葉とは相いれないかもしれません。
だけど、やっぱり社会は、ひとりひとりで成り立ってる。
縁がつながって円を描くようであったらいいなぁと思います。
ぜひ、キッチンNagomiののれんと南相馬からのお手紙とスタッフの笑顔に会いに来て、おいしいお食事をしに来てください!
お待ちしています^^夜の部のサイトがまだできてません・・・ごめんなさい〜
とりあえず、公式サイトはこちら。
http://kitchen.fucco-nagomi.com/
日々のブログはこちら
そして、フェイスブックページはこちらです。
コメント





