心霊写真
- 2013年08月31日(土) 文:tatsuya
- 仏声人語
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もう少しであつ―い今年の8月の夏も終わろうとしております。夏好きな自分としては名残惜しいですが・・・。皆さん、ゾッとするような怖い経験はありましたか。霊園まで送ってくださいとお客さんを乗せたタクシー。「お客さん到着しましたよ」と後ろを振り返れば、シートの上が水びたし・・・など。私は、学生時代にボウリング場にて撮影したポラロイドのピース写真がありました。指が二本のはずが、三本に写っていたことを覚えております。その後はなにもありませんが。
さて、お寺にいるとさまざまな相談をお受けします。夏特有のご相談は、その心霊写真についてです。「家に心霊写真があるのですが、どうしたらよいでしょうか」というご相談です。
宗教新聞「中外日報」H25.8.24 付にて、東北大准教授高橋原先生が寄稿された「被災地の心霊現象」の記事が掲載されていました。東北の被災地にて、幽霊話を聞くことは珍しくないということであり、それは幽霊に有無ではなく、その悩みに宗教者はどのように答えているのかという内容であります。師曰く、「概して、真言宗や日蓮宗の僧侶はこうした相談への相談には慣れているようであり、浄土宗や浄土真宗の僧侶は、幽霊など気の迷いであるということを強調する傾向がある」とのこと。
確かに、お釈迦様は、「魂の有無よりも今の大切さ」を説かれます。有名な毒矢の喩があります。ある人が毒矢で射られました。周囲の物は医者を呼ぶが、その男は医者に向かい、「矢を射た男は誰か?弓の形?材料?毒の種類?と尋ね、答えが出るまでは治療しない、そうこうしているうちに毒が廻り死んでしまう。」というお話です。わからないことに気をとられるのではなく、今何が一番大切かを問います。そのため、お釈迦様は、死後の世界や霊魂の存在については「無記」としてお答えにならかった。
ということで、「気にするな」という答えもあるかと思いますが、それでは、いま悩んでいる人の思いは解消されません。
数年前、心霊写真のご相談がありました。一枚の写真を持っていらっしゃった女性。お話を伺っていると、親子関係がうまくいかず思い悩んでいた。そんな時、昔のアルバムを振り返っていたら、なにやら怪しい写真があったので、お寺に持ってこられました。私はただただお話を聞かせていただきました。
私たちは、誰にも言えない心のモヤモヤを抱えながら生きています。そのモヤモヤが、気にも止めなかった写真を見ることによりフラッシュバックしてしまう、といったよう様々な形で現れることもあるのではないでしょうか。 正直、心霊写真のご相談の時は身構えます。どうお答えすればいいのかいつも悩みます。霊感はないのですから。しかし、ご相談に来てくださった方の背景には、色々な問題をかかえている場合が多く、改めて相手の方と向き合うことが自分に今できることなのかな、と感じております。
宗教新聞「中外日報」H25.8.24 付にて、東北大准教授高橋原先生が寄稿された「被災地の心霊現象」の記事が掲載されていました。東北の被災地にて、幽霊話を聞くことは珍しくないということであり、それは幽霊に有無ではなく、その悩みに宗教者はどのように答えているのかという内容であります。師曰く、「概して、真言宗や日蓮宗の僧侶はこうした相談への相談には慣れているようであり、浄土宗や浄土真宗の僧侶は、幽霊など気の迷いであるということを強調する傾向がある」とのこと。
確かに、お釈迦様は、「魂の有無よりも今の大切さ」を説かれます。有名な毒矢の喩があります。ある人が毒矢で射られました。周囲の物は医者を呼ぶが、その男は医者に向かい、「矢を射た男は誰か?弓の形?材料?毒の種類?と尋ね、答えが出るまでは治療しない、そうこうしているうちに毒が廻り死んでしまう。」というお話です。わからないことに気をとられるのではなく、今何が一番大切かを問います。そのため、お釈迦様は、死後の世界や霊魂の存在については「無記」としてお答えにならかった。
ということで、「気にするな」という答えもあるかと思いますが、それでは、いま悩んでいる人の思いは解消されません。
数年前、心霊写真のご相談がありました。一枚の写真を持っていらっしゃった女性。お話を伺っていると、親子関係がうまくいかず思い悩んでいた。そんな時、昔のアルバムを振り返っていたら、なにやら怪しい写真があったので、お寺に持ってこられました。私はただただお話を聞かせていただきました。
私たちは、誰にも言えない心のモヤモヤを抱えながら生きています。そのモヤモヤが、気にも止めなかった写真を見ることによりフラッシュバックしてしまう、といったよう様々な形で現れることもあるのではないでしょうか。 正直、心霊写真のご相談の時は身構えます。どうお答えすればいいのかいつも悩みます。霊感はないのですから。しかし、ご相談に来てくださった方の背景には、色々な問題をかかえている場合が多く、改めて相手の方と向き合うことが自分に今できることなのかな、と感じております。
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