除夜の鐘が聞こえてくる
- 2013年12月31日(火) 文:tatsuya
- 仏声人語
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あとわずかで今年2013年も終わり、新年を迎えようとしてます。
こちらは、京都知恩院にある大鐘楼です。毎年、NHKのゆく年くる年を見ながら、たくさんのお坊さんたちが力いっぱいつき、ボーンと鳴り響くこの大鐘楼の音色を聞きながら一年を振り返ります。あっという間に一年が過ぎ去ったなぁ・・・この大鐘楼の高さ3.3メートル、直径2.8メートル、重さ約70トン。合計17人の僧侶が撞くそうです。。。

皆さんは、除夜の鐘を聞き、新しい年を迎えると、家族や親族が集まり、今年もいい年になるといいなと楽しい時間を過ごされることしょう。めでたいめでたいと、この時とばかりお酒飲み過ぎ、お餅やおせち食べすぎて太ってしまったということありませんか。
「トンチの一休さん」の名で親しまれているお坊さん、室町時代の一休禅師が年の初めにあたり詠まれたが歌あります。
門松は 冥土の旅の 一里づか めでたくもあり めでたくもなし
下の句は本来「馬かごなく とまり屋もなし」詠まれたものですが、現在では「めでたくもあり でたくもなし」と知られいます。いずれにしても新年の祝いで浮かれてい私たちのすがたを見て詠れたものです。
「おめでたがって迎えお正月の門松も、「死」へ向かう道のりの一里づかだぞ。よろこんでばかりいていいものか」。ちょっと皮肉っぽいところが一休さんらしい独特の表現ですが、すべてが移り変わる無常な日々を生きている私に、「いつまでも続くいのちではないんだよ、今を大切にしっかり生きなさい」と、大事なことを教えてくれています。
実は現在私たちが行っているお正月の習慣は、五穀の神である「年神さま」をお迎えするために続けらてきたものです。例えば門松は年神さま我家に降りてこられる目印として門前に立てられ、鏡餅は年神さまへのお供えものでありました。ひとつひとつの行事には、農耕民族である日本人が、実り多い一年となりますようにとの願いから続けてきたもなのです。
古来よりの伝統も大切ですが、お正月は仏教徒とての自覚を新たに迎えていただきたいものです。年内のうちに、お仏壇のススやほこりをきれいに払い、おみがきを済ませます。そて元旦には、お荘厳をととのえたお仏壇で、すがすがしい気持ちで家族揃って手を合わせます。そして初参りはお寺へと出かけ、今年一年も仏さまのいのちなかに生かせていただく日々に感謝を込めてお参りさせていただきましょう。
今年も、あと少しで除夜の鐘が聞こえてきます。その響きを聞きながら、あっという間に過ぎ去っていく無常のことわりを聞き、だからこそ、来年も一つ一つのご縁をあたたかく大切に育てていきましょう。
2013年本年も大変お世話になりました。
皆様どうぞよいお年をお迎えください!!!
合掌





