住職への道。◆敲簀ぜ阿鮗ける】

住職になって1年が経った。まだ実感はない。
書類上は住職になり、「住職」と呼ばれるようになったことには慣れたけど、行動というか責任というか、ココロの部分では追いついてない気がする。

前回(と言っても1年前)、法務局に宗教法人の代表役員変更をしたということを書いた。
今月になって住職補任式(ほにんしき)とやらを本山である西本願寺にて受けてきた。

補任とは・・・官職に任命すること。また、位階を与えること。らしい。「ぶにん」と読むことが一般的なようだ。要は住職の任命式である。

西本願寺では年に3回実施していて、新住職と責任役員(総代長)の2名で参加することになっている。12月の総代会の時に、補任式という式があって総代長と参加しなければならない旨を知らせ、了承を得てこの補任式に臨むことになった。


この補任式。新住職と総代長の2名が原則であるが、定員に空きがあると複数人の総代さんも参加できるとのこと。
おっと!寒い時期だし、少ないのでは!?ということで新住職と3名参加で申し込みをしてみた。

数週間後、受理という葉書が届く。ダメもとだったけど、やってみるもんだね。


この補任式は1泊2日で、1日目は住職・総代さん別々の講義・合同講義、2日目は住職補任式である。

受付に行くと、二人連れの方々があちらこちら。特に総代さんと思われる方はとても緊張しておられる。


ふと見回すと大学院の後輩くんや先輩の顔もちらほら。大学院時代にお世話になった龍谷大学職員の方も。
久し振りやら、住職になったことやらで話は尽きない。でも、お互い総代さんも一緒。ほったらかしにしてはいけないのだ。


講義の後は夕食。夕食も各々自由で、次の朝まではフリータイムである。
うちの総代さんの宿泊部屋にお邪魔し、ちょっと飲みながら住職やお寺ついていろいろ話した。


さて、2日目がメインの補任式である。
会場となる御堂に集合・式次第の説明があり、本番。
名前を呼ばれると、総代長と二人でご門主(宗派のトップ)の前に出て、「住職に命ずる」という賞状を受け取る。
ご門主とこんな近い距離になることも今後ないだろうし、ましてやこのような補任式は一生に一回のことである。
わずか数分の出来事であったが、自分にとってはとても貴重な数分となった。


まだまだ住職としての第1歩が始まったばかりである。次は秋にある住職継職法要。それが新住職として大きな最初の行事になる。それまでには総代会でいろいろ決めなければならないことが・・・。
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